
サービス提供側では当然ながら悪質なハッカーから情報を守るためにあらゆる策を講じて対策を行っていますが、サービス提供側だけでは解決できないのがセキュリティというものです。
というのも、利用するみなさんの協力も不可欠ということなのです。
秘密の質問もそのひとつということで、今日はこのセキュリティ機能の正しい使い方をお教えします。
秘密の質問で代表的なのが…
・あなたの母親の名前は?
・あなたの好きな食べ物は?
・あなたの乗っている車は?
などなどですが、いずれも質問に対する答えを真正直に設定してもあまり意味がありません。
何故かというと、お母さんの名前は既にデータ化され統計値がでているため、総数が概ね把握できてしまっているからです。また、好きな食べ物も国や地域で傾向があり日本人であれば圧倒的に多いのがカレーライスやラーメンといったところですね。
好きな車にしても日本国内で発売されている国産メーカーの車種も数えられるほどであるため、質問に対する回答値をさぐるのはさほど難しいことではありません。
では、どのように使えば安全なのかですが…
質問に対して真正直に回答せず、まったく違った回答を設定するということです。
「母親の名前は?」だったら、「かぼちゃ」とか「サッカー」といった感じです。これによりハッカーが総当たりの解析を行う場合の選択肢が天文学的な数量になり、現在のパソコンの処理能力でも数十年以上の期間が必要となり、実質的にセキュリティ強度が高くなっていきます。
ただ、質問に対して関連性のない回答は自分が覚えておくことも困難になるため、自分だけが知っている特徴で後々分かるようにしておかないとこれはこれで問題ですが…
いつの時代もセキュリティは万全ではないと肝に銘じつつ安全に使ってくださいね。
♂ELAMICA
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