海外自宅サロン主宰、天然石アクセサリーデザイナー
Life-essenceのシーゲレ陽子です。
さてさて、1年で1番嫌いな日と言ってもいい、
ニコラウスの日がやってきました。
ドイツの皆様にとっては大切な日とはよくよく理解していますが、
私は宗教が違うので大変失礼ながら、
吐かせていただきたいと思います。
ここぞと張り切る夫が一番の癌なのですが、
それ以外にも義理のお姉さんからも大量に届き、
プラス近所さんやお友達からもいただくことで、
とてもお上品なニコラスさんが置いて行かれたとは思えない、
毎年ブーツが埋もれるほどのスイーツとおもちゃ。
みなさんのお家のニコラウスプレゼント事情はどうなのでしょう。
私が日本人だからでしょうか、
そのスイーツの量から、
子どもたちがモリモリ食べている姿を想像すると、
もうクラクラと倒れそうになります。
うちの子たち、ご飯もしかり、本当に食べる量がすごいので。。。
そしてその目まいが落ち着くと、
今度はムラムラとお腹の底から怒りが湧いてきて、
可愛そうにその矛先が夫に行くのでした笑
今年はとにかく夫の出張が多くて、
そのたびにクリスマス用のスイーツをスーツケースいっぱいに買って来るので、
今年は1か月前から警告を出し続け、
「わかってる?あなたは何も新たに買わないで!
もう出張のお土産で十二分!!」
そう前日にも釘を差し、
夫も去年私の怒りを浴びて相当それに懲りていたはずなのに、
なぜ?どうして?
例年と全く変わらない光景が今年も。。。
いや、パワーアップしてる?
食品庫に溢れんばかりの出張土産スイーツで、
私はもう体が病みそうだから要らないと伝えたはずが、
私のブーツにまでもっりもり!
怒りを抑えに抑えて「これ、どういう事?」と尋ねると、
満面の笑みで「サップラ~イズ💓」
あぁ、びっくりだよ、確かににびっくり、
あなたのその鈍感さにびっくりだよ。
周りのお友達の話を聞けば、
お子ちゃまたちのおじいちゃんおばあちゃんバージョンで、
同じようなことで苦しんでいる日本人ママも多いように察しますが、
我が家はもう、あきらめた方がいいのかもしれません。。。
アクセサリー、ジュエリーって、
他のファッションアイテムに比べ、
流行りすたりのないものです。
また永久性が高いものなので、
親から子へ受け継がれるようなものでもあります。
私はそういうところに惹かれて、
この業界に入ったのかもしれません。
「最近アクセサリーを娘に取られちゃうのよ。」
そんな風にお友達ママさんから聞くと、
ちょっと羨ましくも、嬉しくも感じてしまったり。
石や金属パーツがあれば、
その方の年齢、好みに合わせて、
いくらでも修理やリメイクができるのも、
アクセサリーやジュエリーの魅力です。
「服は多分サイズが違っちゃうかもしれないけれど、
アクセサリーはここにあるのを全部、
将来あなたにあげる。」
その言葉を聞いて目をキラキラさせながら、
私のジュエリーボックスを見つめる娘の姿が、
何だか愛おしく思えるのでした。
結婚指輪のように、
ママと娘、
ママと息子のお嫁さん、
次の世代に引き継がれながら、
ジュエリーが永遠に続く、
確かな絆となってくれますように。。。