仕事ぶりを見れば、その人の心が透けて見える | お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

セールスとは、「センスの科学」です。
センスを上げながら、仮説と検証の精度を上げる取り組みを続ければ、結果は自ずと変わっていきます。

センスの上げ方や仮説の立て方を、あらゆる角度からご紹介します。

ぜひお気軽にのぞきに来てください。

■ 仕事は心



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「仕事は、人間の心を映し出す鏡なんだよ」

(マイケル・ガーバー)

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セールスの現場で、僕
はこの言葉をまざまざと実感させられてきました。


とても興味深いのですが、営業活動を続けていると「
自分に似た方がお客様になる」ということに気が付きます。











■ 忘れられない、2008年1月



営業職に飛び込み2度目の新年を迎えた僕は、「
年間トップセールスをダントツの結果で獲得する」という決意のもと、心身ともに最高に充実した状態でした。


ところが月末、結果は散々なもので、
なんと入社後の4ヶ月間を除けば、過去最低の数字を出してしまったのです。



原因はお客様からの度重なるキャンセルでした。


毎月のキャンセル平均が10%弱だったのに対し、1
月だけがなんと50%。


順調にキャリアを積み上げてきた当時の僕にとって、
この事実は信じられないもので、相当なショックを受けた記憶があります。











■ 自分の中にあった原因



どうにか学びに変えようと、
様々な角度からフィードバックしてみた結果、僕はその決定的な理由に気が付きました。


それは、
「自分に対して、嘘をついていた」ということだったのです。



目標を達成するための代償として、僕はいつも自分に約束事をしていたのですが、この月は特に、それをことごとく破っていました。


決断できない自分には、
お客様を決断させることなど到底できなかったわけです。






■ 過去最高の数字はそこから始まった



翌月、意を決した僕は、今までで一番の代償を自らに課し、それを守り抜きました。


すると今度はなんと、
今までのキャリアで過去最高の数字を達成することができたのです


ちなみに、
この数字は全社的に過去一年越えられなかったことから、副社長賞までいただくという形となりました。




仕事ほど、自らの生き様が映し出されるものはないと、僕
は経験的に確信しています。


ぜひ、自らの仕事を客観的に俯瞰してみてください。


心や生き様が映し出されると感じてみた時に、
仕事の質は一気に上がると僕は信じています。











~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁