■ センスの磨き方
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「感性(センス)は情報量に比例するということが、最近の感性工学の研究でわかっている」
(小阪裕司)
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オラクルひと・しくみ研究所代表の小阪裕司さんからの一言をご紹介します。
人の「感性」と「行動」を軸にしたビジネスマネジメント理論と実践手法を研究し、「ワクワク系(感性価値)マーケティング実践会」を主宰している小阪さんのこの言葉に初めて触れた時、僕は大きな希望を覚えました。
たとえ今が凡人であったとしても、良質の情報を大量に吸収する習慣さえ作れば、将来は一流のセンスを手にできることが科学的に検証されていることを知ることができたからです。
確かに僕自身、自らのキャリアステップを振り返ってみると、経験的に腑に落ちることがたくさん思い浮かびました。
セールスに関してはまさにそうで、僕は最初からセンスがあったわけでは決してありません。
誰よりも長い時間、学びと実践を繰り返し、自分自身の引き出しを増やしていった結果が、センスとして育ったわけです。
対人関係スキルなども、その代表的な例だと言えるでしょう。
対人関係において抜群のセンスを持っている方の一つの特徴は、「話すべきタイミング」と「口を挟んではいけないタイミング」を的確に読み取ることができる人です。
これができないと、いわゆる“空気が読めない人”となり、良質な人間関係を構築することは困難を極めます。
■ センスの差は、情報量の差でしかない
幼い頃なら、どんなセンスを持つ人と会話をしてきたのか。
その質と量の差が、センスを圧倒的に分けてしまうわけです。
もう一度言います。
「センス(感性)は、情報量に比例」します。
可能な限り、一流のセンスに触れる機会を持ちましょう。
そして、一流のセンスを意識的にストックすることが大事です。
すると気が付いたときに、いわゆる「センスある人」という評価を手にしている自分がいるはずです。
~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁