ロジックだけで、僕たちの心は動かない

■ 人の心を動かすもの


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「ロジックだけでは政治はできません。生身の人間の感情が政治を動かすのです」
（マーガレット・サッチャー）

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東西冷戦時代にレーガン米国大統領の盟友として活躍した、２０世紀を代表する政治家の一人、“鉄の女”マーガレット・サッチャー元首相のこの一言に出会い、僕は「ロジック」と「感情」のバランスを非常に意識するようになりました。

「鉄の女」と称され、徹底的かつ緻密な理論武装で野党を圧倒していたサッチャー元首相ですが、ロジック（論理）だけの政治は明確に否定しています。


確かに、「論理」の構築は社会をスムースに運営していくうえで必要不可欠なことですが、そればかりが先行してしまうと弊害が生まれることは事実です。



少し世の中を見回すと、特に政治や法律の世界で強烈に感じるのですが、既に出来上がったロジックの中で、僕たちは生きていくことを要求されます。






■ ロジックとは、人間が幸せに、そして豊かに生きていくための手段として生まれ、発展していったもののはず



しかし、それがいつの間にか先に立ってしまい、そこに僕たち人間が感情を合わせなければいけないという「ねじれ」が生まれていていると感じてなりません。







■ 僕がマネージャーを務めていた際、両者のバランスを頭の片隅で意識していました



組織運営をスムースに行うためには、理論は非常に役に立ちます。


ただ、それだけを推し進め、生身の人間の感情が潰されてしまっては本末転倒です。




組織を上手に運営することが目的なのか。

それとも、メンバーのパフォーマンスを上げることが目的なのか。


僕はこの二つの命題を、事あるごとに自問自答していました。









■ ロジックだけでは人は動かない


当たり前ですが、決して忘れてはいけない真理がここにあります。

～人生はデザインするもの～
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役　浅川智仁