「外交の巨人」が語るパートナーシップの要諦 | お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

セールスとは、「センスの科学」です。
センスを上げながら、仮説と検証の精度を上げる取り組みを続ければ、結果は自ずと変わっていきます。

センスの上げ方や仮説の立て方を、あらゆる角度からご紹介します。

ぜひお気軽にのぞきに来てください。

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「同盟関係は、法解釈をこねくり回していては機能しない。
それを超越する道義的、心情的な献身こそが同盟関係の繁栄に寄与する。
仲間の失敗は自分の利益になり得るなどと信じる加盟国があるようでは、同盟関係はいずれ自家撞着に陥るだろう」

(ヘンリー・キッシンジャー)
※「自家撞着」;同じ人の言動や文章が前と後とで矛盾すること

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ニクソンとフォード政権下で大統領補佐官や国務長官を歴任した、ヘンリー・キッシンジャーからの一言です。


類まれなる行動力と圧倒的な交渉力で、米中和解やベトナム戦争
終結への道筋をつけ、ノーベル平和賞も受賞した「外交の巨人」。

私は、この言葉からビジネス・パートナーに対する姿勢を強く学んでいます。










国際政治という、ギリギリのパワーバランスの中で生き抜いたキッシンジャーのこの言葉を、ただの綺麗ごととして捉えることは出来ないと私は考えています。

なかでも強く教訓にできることは、少なくともパートナーとして選んだ相手に対し、道義的な献身が自らにも利をもたらすことであり、その失敗を望むこととは、回り回って自分自身にとってデメリットを生んでしまうという真理です。






私はパートナーを選ぶ際、【なる理由】
にこだわりすぎるのではなく、【なりたい人か】という心情的な理由や直感に根拠を持つようにしています。


何故なら、結局のところ、私たちが自らの環境に忠誠心ややりがいを持てるケースは、『やることの内容』よりも『誰と一緒にやっているか』という部分に大きく依拠すると私は信じているからです。





『共に夢を追いかけたい!』と思う、道義的かつ心情的は理由が、
圧倒的なパートナーシップを生むには必要です。


そして裏を返せば、「一緒に夢を追いかけてみたい」
と周囲に感じさせる人間になることこそが、信じられない可能性を手にする資質になるわけです






~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁