『機』という文字に込められた二つの意味 | お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

お金と心を動かす会話術 | 浅川智仁

セールスとは、「センスの科学」です。
センスを上げながら、仮説と検証の精度を上げる取り組みを続ければ、結果は自ずと変わっていきます。

センスの上げ方や仮説の立て方を、あらゆる角度からご紹介します。

ぜひお気軽にのぞきに来てください。

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「不可能な問題として判断しがちな偉大な機会に、
われわれはいつも出会っている」
(不明)
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「機」という漢字には、もともと二つの意味があったようです。

一つは
「危機」で、もう一つは「機会」という意味です。

つまり、「ピンチ」と「チャンス」は同居しているという認識が、
普通に存在していたと言えるでしょう。










非常に興味深いことに、歴史を紐解くと、事を成す偉人たちは、
例外なく大きなピンチに見舞われていることが分かります。


例えば、織田信長がその代表的な例です。






桶狭間の合戦という人生最大のピンチを、
文字通りビッグチャンスに変えてしまいました。
全国屈指の大大名、今川義元を倒したことで、一夜にして強烈に歴史の表舞台に躍り出たわけです。








また、その後継者となった豊臣秀吉にしてもそうです。
本能寺の変という大激変に誰よりも迅速に行動し、天下統一へと駆け上がりました。











更に、戦国の覇者となった徳川家康にしても、当時
戦国最強と呼ばれた武田信玄との三方原の戦いで命を失いかけながらも、それを最大の学びのチャンスとしました。

その後の領内経営に、
信玄を圧倒的にモデリングしたことは有名な話です。











能力開発や成功哲学に携わるようになり、
いつの頃からか私は一つの信念を持つようになりました。

それは、『能力開発や成功哲学は、
失敗しない術を学ぶものではない。失敗からの立ち上がり方を学ぶこと』だということです。



極端な話、ピンチがやって来た瞬間に、反射的に“ニヤリ”と笑えるかが大事だと私は考えています。

何故ならそれは、
今までにないビックチャンスの足音が明確に聞こえてきた証拠だからです。










~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁