少しでも成功哲学が好きな方には、絶対のおススメです!!
『エジソン成功の法則』。
- ¥1,470
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ただのエジソン本ではありません。
なんと、フォードが書いた、エジソン本なんです。
帯には、「忘れられていた名著の新訳」の文字。
確かに、「自動車王」が「発明王」について解説するなんて、これほど物凄く贅沢な一冊はなかなかありません。
ところで、近代工業社会の礎を創り上げた両偉人は、ナポレオン・ヒル成功哲学に登場する二大巨頭でもあります。
成功哲学をお伝えすることを生業にする僕にとって、これを読まないわけにはいかないと、一気に読破しました。
それにしても、フォードがエジソンの部下だったことには驚かされました。
発明家として、実業家として、そして一人の人間として、エジソンを心の底から尊敬するフォードの息吹が、行間からものすごく伝わってくるんです。
フォードが自分が作った自動車の話を初めてエジソンにするという場面。
これは特にドキドキさせられました。
「きみ、それだよ、やったじゃないか、がんばって続けなさい。電気自動車は発電所の近くに居なければいけない。バッテリーは重すぎる。蒸気自動車はどちらも駄目だ、ボイラーと火元を近くに持たなければいけないからね。きみの自動車は、なんでもそろっている―自前の動力装置を積んでいる―火を使わず、ボイラーもない、煙も蒸気もない。よくやったね。がんばりなさい」
その言葉を聞いて、フォードはこう語っています。
「そのテーブルのひと叩きは、私にとって何よりも大きな価値があった。それまで私を激励してくれた人は一人もいなかったから、正しい方向を目指していると自分では思っていながら、時によって、確かだと思ったり、また迷ったりしていたのだ。しかし、ここで一挙に雲が晴れた」
意外であり、とっても勇気づけられる一節でした。
「T型フォード」の大成功によって、20世紀初頭、全米の自動車所有者の半分を握った“自動車王”。
その秘訣は、頑固者と揶揄されるほど折れない、曲げない強靭な信念だったとヒル博士は述懐しています。
しかし、成功までのプロセスにおいては、迷ったり疑ったりする瞬間もあったとのこと。
歴史的偉人のこうした人生の機微に触れる度に、私はどれだけ勇気をもらえたか分かりません。
そして、改めて、激励の力を痛感しました。
“発明王”エジソンの励まし一つが、私たちが現在享受している利便性の、疑うことなきキッカケになっているわけです。
偉人が語る偉人伝。
『自動車王フォードが語るエジソン成功の法則』
おススメです。
ヘンリー・フォード(左)/エジソン(右)
~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川 智仁