こんにちは、物語音楽ユニットのEternal Operettaです。
まずは、アルバム「Märchen」の各曲の考察ページへのリンクを貼っておきます。
・宵闇の唄
・火刑の魔女
・黒き女将の宿
・硝子の棺で眠る姫君
・生と死を別つ境界の古井戸
・薔薇の塔で眠る姫君
・青き伯爵の城
・磔刑の聖女
なお、エンディングにあたる暁光の唄は、あまりにも考察することがなさすぎて、省きました。
さて、独断と偏見で、Märchenの曲にランキングをつけていきます!
ではいきますね。
第3位
生と死を別つ境界の古井戸
もともとこのアルバムは、グリム童話をモチーフにして作られたアルバムみたいで、この曲は「ホレおばさん」っていう童話をモチーフにしています。
そしてこの曲の特徴は、なんといっても可愛い曲!もともとグリム童話って、残酷な話が多くて、このアルバムの曲もけっこうえぐい要素が入っているのですが、この曲は曲調とかも含めてえぐくないです笑
なんか穏やかで明るくなるような曲で、幼稚園とかでも歌えそうな曲ですよ、これ。
あ、でも登場する女の子がドジしたときとか「追い出されたいのかい、このグズ」とかそういう歌詞もあるから、笑えるけど幼稚園では微妙かも、じゃあ小学生ならありかなー。
では気を取り直して・・・第2位!
硝子の棺で眠る姫君
これはですねー、いわゆる白雪姫をテーマにした曲です。
ちなみにグリム童話では「雪白姫」っていうみたいです。
なんか白雪姫をモチーフにしたっていうだけで興味がわいてきますよね!
そう、歌詞の中に「鏡よ鏡よ、この世界で一番美しいのは誰なのかしら?」
「それはあなたお妃でしたが今では白雪姫!(キーーー!)」
とかそんなのがあったり、王子が出てきたり7人の小人がでてきたり面白い、印象に残る一曲です。初めに聴いたときはテンションMAXになってしまいました。カラオケにも入っているみたいなので、歌うと盛り上がること間違いなし!
そして第1位!
サンホラ好きの多くはこれを選ぶんじゃないかなーと、また独断と偏見が入りますが、
磔刑の聖女
憂悶聖女(ゆうもんせいじょ)というグリム童話作品をモチーフにした曲だそうです。
あまり聞かないお話ですね。
この童話、調べてみました。
あらすじ
とあるところに憂悶という名前の、信仰的な処女がいた。彼女はお嫁には決して行かないと言ったが、彼女の父親はそれを認めてはくれなかった。お嫁に行きたくないから、彼女は髭を生やしてくれと神に祈ったところ、願いは叶った。しかし腹を立てた王は彼女を磔の刑にし、少女は聖女になった。
それから胡弓引きが彼女の安置されている会堂彼を訪れることがあり、聖女は嬉しくて黄金の靴を片方落とした。しかし、やがて黄金の靴が片方なくなっているのがわかると、おふれがでてこの胡弓引きのところで見つかった。泥棒の罪を着せられた胡弓引きが会堂に連れて行ってくれるよう頼み、会堂へいくと胡弓引きの前でもう片方の靴が落ち、彼の冤罪はなくなった。
ここまで
この曲は悲しくて、そして感動してしまう曲です。
曲の中で一番好きな歌詞は、
「月光に恋をした鳥かごの白い鳥は 地に落ちると知りながら最後まで羽ばたくよ」
という歌詞です。このお話の主人公の聖女にふさわしい歌詞ですね。
彼女にはなすすべはないんだって。
もちろん、ほかにも素敵な歌詞はたくさんありますし、曲調も悲しげで素敵なので、ぜひこのアルバムを買ったら優先的に聴いてほしいですね。
あ、でもこのアルバム、4位以降も良曲がたくさん詰まっていますので、聴いてみてください!
全部内容が濃いです、本当に。
さて、ここまで見ていただいたあなたに、プレゼントがあります。
マッチ売りの少女などの童話をモチーフにした、ブログ主の創ったかわいくて幻想的な音楽を6曲プレゼントしています。
それは歌詞が童話のストーリーどおりに展開していく曲で、メルヘンチックな物語音楽です。
その受け取り方について、詳しくはこちらをご覧ください。
というわけで、物語音楽ユニットのEternal Operettaのブログでした!