今日の企業の面接は違っていた。
面接を受けに行くと、ほとんどは最初にアンケートの記入を
してから、面接をしていた。
しかし、今回訪問した企業は違っていた。
訪問して、社員の方に部屋に案内され、はじめにアンケートの
記入をした。
記入をして10分後、社員の方がアンケート用紙を回収しに来て、
1枚のA4の紙を裏返しにして渡された。
裏には何か文字が印刷されていた。
そして、社員の方が低く太い声で話し始めた。
「今から、ある文章を読みます。文章を読み終えた後で、
解答用紙を表にして回答を始めてください。その間、メモを
取らずにお願いします。」
と言われた。
「出来るか!!」
と心の中で叫んだ。
しかし、他にどうすることも出来ないので、
黙って、読み上げる文章を聞くことにした。
文章は、面接を受けた企業のことと、
その業界の変化についての内容だった。
30秒は話しただろうか。
長い文章のように感じた。
たくさん数字が出ていたのは覚えているが、
ほとんど細かいことは覚えていない。(^^;)
そして、文章を読む声が止まって、解答用紙を表にした。
「問題が沢山ある。出来ない!!」
と思った。
しかし、よく見てみると、読み上げられた文章にたいしての
問題は最初の3問だけで、後は、数理、言語、常識問題だけだった。
意外にも、解答欄を埋めることが出来た。
そこで、あることに気づいた。
「出来ない」という思いのレンズで物事を見ると、出来ない。
しかし、「出来る」という思いのレンズで物事を見ると、出来る。
改めて気付かされる日だった。