一緒のテーブルで作業している人に、仕事中にも関わらず、こんな質問をしてみた。
「今、あなたに100億円があります。そのお金は1年以内に使い切らなければなりません。あなたは何に使いますか?」
と質問をしてみた。
質問を聞いたのはテーブルの向かい側に座っていた、40代くらいの女性だった。
最初に示した反応は何だか嫌がるように首を横に振っていた。
そして、
「そんな事考えた事がない…。手元に10万欲しいわ。」
と言った。
僕はその人が、自分の夢や希望を諦めているように感じた。
本当にちょっとのお金だけあればいいような印象を受けた。
そして、僕は少しでもプラスの方向へ話しを持っていこうとして、
「思った事は、実現しますよ。」
と言った。
すると、少し苛立っていたせいか、怒りっぽい口調で
「実現するといいですね。」
と言った。
希望を持たせるつもりが、逆に相手を怒らせてしまったので、どうしたらよいのかわからず動揺してしまった。
その後、勤務終了まで黙々と作業が進められた。
僕はこの時、もっとコーチングを学んで、もっと多くの人に生きる希望を与えたいと強く思った。
そのために、自分がもっとより幸福でなければならないと決意した。