もし明日あなたの大好きな歌手のコンサートがあり、めったに取れないチケットが奇跡的に取れて、子供も体調が良く、夫も仕事の調整がうまくいき明日なら一日中子供とお留守番してくれるという状況があったとします。

でもあなたの体調がイマイチすぐれない。
そんな時心の中で何と言っているでしょうか?

「あーしんどい。もう疲れた。明日のコンサート行くのやめるわ」

でしょうか?

「全然大丈夫!気のせい気のせい!!
何があってもコンサート行くから!!!」

きっとテンション高く後者を言う方が多いと思います。気持ちはすでにコンサート会場に行ってるくらいルンルンですよね。
そして言い続けていると本当に体が大丈夫になってきたりします。

発する言葉が自分自身の状態を変えてしまう。こう言う事って実際にあるものです。

子育ての場合でも「疲れた」って言ってしまう時ありますよね。毎日続く育児の中、無意識に「疲れた」を連発している方も少なくないはず。
私ももちろんそのうちの一人でした。
しかし、言ったところで自分の気持ちが明るくなる訳でもなく、その発言を毎回聞かされる家族も気分が良くなく、まして子供がその口調を真似する可能性が大いにあります。
「疲れた〜」「めんどくさい〜」と言いながら取り組む我が子の姿は想像するだけで何だか寂しく思います。

そこで、さっきのコンサートの話の様に【ポジティブな表現で言ってみる作戦】です。

「疲れた」
        ↓
「今日も充実していたなぁ」
「◯◯ちゃんや△△ちゃんと遊べて楽しかったなぁ」

ポイントは「子供の前で言う」事です。
反応は無くても子供はシッカリ聞いてます。
言ってみると「結構良い事言ってる自分」を感じ、なかなか気分が良いものです。

もしウッカリ「疲れた」と言ってしまったら、即座に今の発言は「自分らしくなかった」と思い直し「充実していたなぁ」と言ってみる事をオススメします。

親自身が発する言葉に少し気を配るだけで、子供の発言にもよい影響がありますよ。
子供はママの口調、発言にとてもよく似ますからね。

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