結果は、ご存じのとおり、
日本代表はベスト８で敗退。
今大会を通じて、強く感じたことは、
森保監督は、このままどおりなら、
すぐに変えた方が良いということ。
理由は、今大会を通じて、
選手の人格、尊厳などが結果的に守られておらず、
今回、滅茶苦茶怒ってます
選手にこんなことを言わせたらダメでしょうが
森保監督は、
選手にこんな発言をさせる前に、使用しない、途中交代させるべきだった。
まず、ＧＫのザイオン。
潜在的な能力の高さは誰もが感じたと思いますが、
しかしながら、彼は、まだまだ発展途中であり、
代表レベルには到達していない。
グループステージ２試合をやった時点で、
彼は結果を出せていなかったため、
その時点から使うべきではなかったが、
結局、森保監督は今大会、最後まで彼を使い続けた。
チーム内の競争を生むことは、大事であり、
この視点や、他のＧＫからみれば、彼を使い続けることは、
監督のえこ贔屓であって、エゴであり、
厳しい勝負の世界のなかでは、まずあり得ない。
控えのＧＫからすれば、やる気さえも削いでしまうし、マイナスだ。
また、最もクリティカルなこととしては、
ザイオンは、イラク戦では戦犯扱いの対象にすらされており、
人種差別にもつながるような非難にまで晒されたことや、
本人の自信喪失に繋がったと見受けられる点において、
非常に得策ではなかった。
また、彼を引き続き使い続けることによって、
ディフェンダーにとっても、ＧＫのフォローを絶えず考えなければならず、
結果的に彼への信頼感が薄らいでしまったこともマイナスだ。
いずれにしても、記事にあるザイオンの発言を聞く限り、
彼の育成に繋がったのかという点ですら、甚だ疑問が残る采配。
次に、昨夜の板倉の件。
彼は明らかに、本調子ではなかった。
いつもの良いプレーは潜めてしまっており、
たびたび危ない場面が見受けられていた。
さらには、前半の終盤頃にはイエローカードをもらってしまい、
ますます、積極的なプレーがし難くなったことから、
後半、イランはここを絶対突いてくると
誰もが思ったにもかかわらず、
森保監督は、ここの部分はノーケアであった。
少なくとも、左ＳＢの伊藤を本職のＣＢに入れ、
代わりに中山を入れるとサッカーファンであれば、
誰もがそう思ったはずだ。
本調子でない選手を使うことは、
その選手にとって、
かなりのリスクが伴い、
悲劇の結果にもつながる。
昨夜の試合の結果は、御覧のとおり。
いくら、監督が自分の采配ミスだ、
すべての責任は私にある、
と言ったところで、
非難や、戦犯探しは、必ずその選手に向かってしまうし、
そして、その選手は自戒の念に囚われてしまう。
選手にそんな思いをさせないことも
監督のとして、大事な判断、責任、仕事である。
アジア大会を主な育成の場と考えていたならば、
それは、間違いであるし、
他のアジア諸国にも失礼だろう。
試合で使い続けることが
本人の経験、育成に繋がると考えることは、
必ずしもそうではない場合もあるし、
何より、選手の人格、尊厳が脅かされることは、
監督として絶対避けるべきだ。
森保監督は、その点を考えている方だと思っていたのだが、
今回では、残念ながら、以上に述べた点から感じられず、
AFCアジアカップにおける采配においては、
監督失格だと言うべきだろう。