先月、
治療のご褒美として、
前から目を付けていた店で、
仲間たちと食べようとしたのですが、
その仲間がコロナで・・・💦
いろいろありましたが、一段落したので、
お目当てだった店を再度予約し、
行ってきました。
いつもだと、妻に外食というと、
怪訝そうな顔で、
ブチブチ言われるのですが・・・
誕生日プレゼントの効果もあり、
ニコニコしながら、
美味しものを食べてきてと・・・
クレ・ド・ポー効果は絶大でした
さて、予約した店は、
下北沢にあり、
ジイジどもが通う街ではなく、
昔から、若者の街なのですが、
以前より、駅周りもすっきりして、
小洒落た感じになってました。
昔は、もう少しカオスというか、
汚くごちゃごちゃした感もあったのですがね。
店のクスクスルージールさんに着くと、
フレンチビストロらしく、
ワインのつまみにもってこいの１品がオンパレード✨
サラダ・モロッカン
マッシュルームとサザエのエスカルゴバター焼き
エビパン
トモサンカクのローストビーフ
モロッコ風サラダは、キュウリ、トマトを細かく切ったものに、
パクチー、クミンが入った、爽やかな感じのサラダで、
マッシュルームとサザエのエスカルゴバター焼きは、
ニンニク、バジルが入ったバターが（エスカルゴは入ってません）、
マッシュルームの旨味、サザエの食感、苦味が良い感じ。
お気に入りは、
エビパンとローストビーフ。
エビパンは、小エビとホタテ貝をマリネしたものをそれぞれすり身にし、
それをハーブとパルメザンチーズを合わせ、
薄切りのパンに挟みバターでこんがり焼いたもの。
ん～、これには思わず、Magnifique（素晴らしい）
と連呼してしまいました
そして、ローストビーフ。
希少部位のトモサンカクは、サシの量が多くて柔らかく、
これにクレッソンと、山わさびと一緒にいただくのですが、
トモサンカクの脂の美味さが最初にやってきて、
ちょっとクドイかもと感じたところに、クレッソンと山わさびが中和してくれ、
口の中であっという間に溶け、サッパリとします。
表現はちょっと変かもしれませんが、
大トロに多くのわさびをつけて食べた、そんな感じです。
癖のあるクレッソンが良い役割をし、更に美味しくさせています。
これまた、C'est très délicieux!（メッチャ美味い）
って、連呼してしまいました・・・
今日のメインは、クスクス。
実は、日本に帰ってきて、日本風にアレンジされているクスクスが多く、
また、シーフードを使ったクスクスばかりで、
マトンなどの羊肉がなく、イマイチしっくりこないなぁと思い、
探し回って、漸く、クスクスルージールさんを発見したわけです。
クスクスは、地中海の北アフリカ、マグレブ地方の郷土料理で、
タマネギ、ニンジンなどのいろいろな野菜、マトンなどを煮込んだスープを、
スムールと言われる小麦粉で作った小さい粒にかけて食べるものです。
スムールは、乾燥したスムールを
スープの蒸発を利用して蒸すのが一番良いですが、
オリーブオイルを混ぜて蒸す場合もあります。
また、ドライレーズンと一緒になったスムールもよく見かけます。
ちなみに、スムールのこともクスクスと呼んでいますが、
クスクスとは、本来、煮込んだスープとスムールを総称した料理名です。
オーダーしたものは、
炭火焼仔羊肩肉、大山ひな鳥のコンフィ（こちらも炭火焼にしている）、
メルゲーズ（豚肉と羊肉を混ぜたスパーシーなソーセージで自家製）、
の全部が入ったクスクス・ロワイヤル。
トマトなど野菜を鶏ガラ、白ワインでじっくり煮込んだスープ
スムール
スムールに煮込んだスープ具材をかけて食べる
いや～、
これですよ、これっ
海外で食べていたクスクスは
通常、羊肉も野菜と一緒に煮込むのですが、
この炭火焼の仔羊肩肉、メッチャ美味い。
これは煮込むより、炭火で焼いた方が美味しいでしょう。
そして、鶏のコンフィも、メッチャ美味い。
そして、スープをかけたスムールを食べると、
独特の風味・食感が走馬灯のように思い出され、
母国料理ではありませんが、
ノスタルジーすら感じさせくれ、
非常に大満足のご褒美となりました・・・
オナーシェフは、帰り時、見送ってくださるなど、
心のこもったおもてなしも良かったですし、
また、是非通いたいと思います
なお、スムールのボソボソとする食感が嫌いな方がおられますが、
私は、非常に好きなんですが、
もし、ご興味があるようでしたら、
クスクスルージールさんは、通販されているようですので、
お取り寄せしても良いと思います。
【店情報】
店名：Couscous Rougir（クスクスルージール）
住所：東京都世田谷区北沢3-21-5 ユーワハイツ北沢 １Ｆ
電話： 03-6407-1988
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