前にも書いたが、

 

Cancer Gift

 

という言葉は、今でも好きではない。

 

がんは、

 

別に我々に何かをプレゼントしているわけではないし、

 

いろいろなものが失われている方が多いから。

 

個人的に、がん患者の気持ちとして感じることは、

 

がんになって初めて、いろいろなものが見えてくるものがあり、

 

また、改めて気づかさせられることも多い。

 

特に、家族の大切さを痛感している。

 

私は、自分自身で気づいたこと、気づかされたことの意から、

 

Cancer Remind

 

という言葉の方が、個人的には、しっくりくる。

 

 

 

 

 

3年前の4月、がんの疑いから、

 

右腎臓の全摘などの手術・がんの告知

 

をされてから、

 

これまでの自分を顧みることが増えた。

 

思えば、

 

仕事第一主義、家族はその次で、

 

じつにセルフィッシュだった。

 

思えば、

 

子どもたちから、いろいろと元気をもらっていたし、

 

妻も、私、家族のために、いろいろと頑張ってくれていた。

 

 

 

 

 

この4月で、結婚して20年。

 

銀婚式までは、まだ5年あるが、

 

一つの大きな節目でもあるし、

 

妻には、感謝の気持ちを込め、

 

これまでの、フォト・データを編集し

 

フォト・ムービーを作ってLINEに送って、

 

感謝の気持ちを伝えるとともに、

 

ピアスとネックレスをプレゼントしたところ、

 

殊の外、妻は喜んでくれ、

 

プレゼントしたものを毎日、

 

身に着けてくれており、

 

なかなか嬉しいものだ。

 

 

 

 

 

がんにならなかったら、

 

結婚記念日にも気づかなったかもしれないし、

 

がんにならなかったら、

 

妻への感謝の気持ちも、なおざりになっていたかもしれないし、

 

がんにならなかったら、

 

このようなことはしていなかったのかもしれない。

 

今の自分は、

 

昔のセルフィッシュだった自分より、

 

好きかもしれない。

 

 

 

 

 

これからも、

 

この感謝の気持ちを忘れずに、

 

妻とともに一緒にいたいと思うし、

 

銀婚式のみならず、

 

金婚式を一緒にふたりで迎えたいと思う。

 

私にとってのCancer Remindとは、

 

妻への感謝かな。

 

皆さんのCancer Remindとは何ですかはてなマーク

 

 

 

 

 

追伸

 

妻からみれば、Cancer Giftと言えるかもしれません・・・あせる