水曜日は、
最初となるBCG膀注維持療法でした。
まず、一般的な治療のプロトコールとして、
通常1クール3回、BCG注入量80mg、膀胱内120分滞留
が推奨されていますが、
残念ながら、このプロトコールによる完遂率は約16%
奏効率は高いのですが、いろいろな強い副作用により、
途中で治療を断念するケースが多いことがネックです
このため、主治医とは、
完遂率を高めることに重きを置きつつ、
前回の導入療法6回の治療歴を考慮し、
1クール2回、BCG注入量80mg、膀胱内90分滞留
にしました。
これを、今回、3か月後、6か月後、以降6か月ごとに
BCGを注入する治療を3年間続けます。
さて、
早速、大嫌いなBCG注入のための尿カテですが、
先週の膀胱鏡と比較すれば、
管の大きさはやや小さいので、
例の前立腺を通過するときの激痛は、
若干軽くなるのですが、
それでも、やっぱり、痛いことに変わりないので、
ウッと声が漏れます
まぁ、これは治療やる以上、
必要なコストですな
BCG膀胱注入治療完遂への重要なファクターは、
まさにペイン・コントロールにあります
なので、前回の導入治療では、
いろいろな鎮痛剤を試してみました。
服用したのは、
ロキソニン、セレコックス、カロナール、ボルタレン(坐薬)。
個人的な感想でいうと、
●抗炎効果
ボルタレン>ロキソニン>セレコックス>カロナール
●持続時間
セレコックス>ボルタレン>カロナール≧ロキソニン
●即効性
ロキソニン≧ボルタレン>カロナール>セレコックス
総合的には、
やはり、多くの方が支持している
ボルタレンが一番良いです
やや痛みが治まってきて、
仕事を優先したい場合には、
ボルタレンのほかに、
セレコックス(長時間仕事をする場合)
も良いように思います。
ただ、私のように片腎の場合には、
腎臓への負担も考える必要があるので、
痛みが強い場合は、
ボルタレンで対応し、
ある程度痛みが我慢できるようであれば、
一番負担の少ないセレコックスにして、
それでもちょっと痛いと感じるようであれば、
追加的にカロナールを服用して凌いでます。
さて、そのペイン・コントロールの方ですが、
前回の治療、諸先輩方の助言を踏まえて、
BCGの注入前にボルタレンを入れ、
また、BCG排出後は、約10時間かけ、
水を約1.5リットル飲み、多めに排尿。
おかげで、当日の痛みの烈度は、
10段階中3前後と、
十分ペインコントールができています。
やはり、BCG前に鎮痛剤を使用した方が、
疼痛がかなり軽減され、諸先輩のご助言は、
本当にありがたいです
なお、今現在の烈度は、1~2とほぼ問題ありません
前回治療の最後は、7前後と、本当にしんどかったので、
ひとまず安心です
来週、もう1回注入するので、その結果により、
治療の完遂の行方が見えてくるような気がします。
まぁ、何とか、この調子で乗り越え、
治療を完遂させたいものです