私の家族にも霊媒体質が存在し、私は霊媒体質の者たちに囲まれて生活していました。世間一般の普通の仕事もこなしながら。
「未成仏というのは救ってくれそうな人についてくる」。
家族の写真をとると、映り込んで助けを求めてくる。
観えるようになった弟子を頼って助けを求めてくる。
次から次へとアクセスしてくる御霊、いわゆる未成仏が増えていきました。
一番大切にしたのは、それぞれの御霊たちが癒され、状態が良くなること、成仏してくれること。
アクセスしてくる御霊に関して、選り好みすることなく、すべて対応しました。
時に一日中かかりきりになってしまうこともありました。
もちろん、誰かから対価をもらえるわけではありませんでした。
ただただ、その御霊たちの笑顔と感謝、苦しみから解放される様を観ることができるのが嬉しくて必死に取り組みました。
また、これこそが私や弟子達がこのような力を与えられた理由だという思いもあり、地球に生まれた意味と理解しながらひたすらにやり抜きました。
一方で、全てが物理的に明確に観える世界ではありません。
また、中には、あまりにも有名な人物もアクセスしてくることもありました。
私達も自分たちの感覚や観えるものが正しいのか確認する必要があると思ったので、真偽のほどを確かめるべく、自分達が観えている者、御霊上げしている者が正しいかを確認するために、慎重に進めました。
例えば、弟子達にはあえて詳細な情報を伏せさせ、後に確認しあうという方法をとりました。
まず、御霊がアクセスしてきた弟子達には、
「【○○さん】が御霊上げ希望でアクセスしてきているからそちらに送ります。」
「○○でついてきた御霊さんをそちらに送ります。」
「御霊No.3さんを送ります。」というように伝えさせる。
そして、御霊を引き取った私は、御霊上げを行い、未成仏の悲しみ、苦しみ、痛みを受け取り、説得し、安寧、癒しを与え、それぞれが行くべき世界へと送りました。
そして、その際に観えた御霊の服装や出で立ち、名前等を後から御霊を連れてきた弟子たちに伝え、整合性を確認しました。
このように、常に一人ですべてやるのではなく、この御霊上げが真実かどうかを確認しながら進める仕組みを作り出し、慎重に進めました。