『初鶯』 | どこかスープ的なうた

『初鶯』

桜の山のどこからか

まだぎこちない

鶯の声が聞こえる

どんよりとした曇り

夕方 日が沈んだ後の微かな光

薄紫色の空に

桜の花びらが溶けて繋がっていた

一面積もった雪のよう

境目も分からなくなった樹の影で

ほら

僕の手の先に

君の手があったなら