『重力』 | どこかスープ的なうた

『重力』

彼女には過去となった出来事が

僕にはまだ

未来

想い出を胸に

彼女の未来を辿る

少し深く付いた彼女の足跡は

そこから先

彼女が飛んだ証拠

綿のような小さな羽根のかけらと

夢のかけらと

彼女の全てが腕をすり抜けて

残り香も

いつか消えてしまう

僕は

天使を抱き留める術を知らなかった