小さな天使
悲しいことがありました。
残念ながら、私たちにやってきてくれた赤ちゃんの小さな小さな心臓が止まってしまいました。
本当に体調が悪かったので、すごく心配だったのですが、
最初のエコーで、元気に心臓が動いていて、
この間安定期に入ったので、安心していたので、現実のこととして受け止めることがとても難しいです。
みなさんにもお知らせしたことで、悲しい気持ちにさせてしまって本当にごめんなさい。
でも、小さな命がそこに存在したことを知っていただけたことは、
私達の三人目の赤ちゃんが確実に存在してくれたことを確かめられるような気がします。
ヒカルはいろいろなことがわかるのでとてもかわいそうです。
私達は、”赤ちゃんはここで暮らすのではなく、お空にいって、天使になって、ヒカルとカエデとパパとママを守ってくれることになったんだよ。”と話しました。
もうすこし体が元気になったら、お庭にオーストラリアの花の咲く木を植えようと思っています。
赤ちゃんは、オーストラリアの日が予定日でした。
産婦人科の先生のお話では、こういう形の流産は全体の20%に起こることで、それは10人に2人、つまり5人に1人に起こりうることなのだそうです。
先生は私の気持ちを和らげるために、おっしゃってくれたのかもしれませんが、
こちらに住む友人が、私たちにメッセージなどをくれたときに、
いろんな人が、”実は長男が生まれる前に、僕たちも体験をした。”とか
”私は二度あったのよ。”などと書いているものがたくさんあって、驚きました。
よくあることだから、大丈夫。。という意味ではなく、
みんな、言葉で言わなくても、誰の人生にもいろんなことがあり、いろんなことを乗り越えながら生きているんだなと、病院のベットでぼんやりと思っていました。
みんなあたりまえのように妊娠して、あたりまえのように健康な子供を育てています。
でもそれはあたりまえではなく、それだけで本当にものすごく尊いことなのだということは、私は少し忘れていたのかもしれません。
今は悲しかったり、怒りがこみあげてきたり、いろんな気持ちが錯綜しているけれど、
でもやっぱり私達の小さな天使がくれた喜びは、かけがえのないものでした。
たった3ヶ月でした。
でもとてもとても幸せな3ヶ月でした。
本当にありがとう。
私達のところにきてくれてありがとう。