日差しがきついこの季節、

定番の誘い文句は、

「アイスでも食べに行く?」

 

物価高で、

ここ数年で、アイスの値段も

高くなってるから、

誘いに乗ってしまう。

 

51歳、

183センチ、83キロ。

独身。

 

12時にアイス屋さん前で、

待ち合わせ。

 

ドキドキの初対面は・・・・

 

斎藤工みたいな厚い唇。

顔の濃さは、阿部寛。

目の色は、

少し緑かかった茶色。

 

良かった、デブじゃない。

 

あんまり英語が得意じゃないらしく、

仕方なく現地語で話す。

言ってる意味はわかるんだけど、

言いたいこと言えないから、

ちょっとストレス。

 

「アヤカの髪、きれいだね」

「うん、

でも、黒いから日が当たってるところが

熱くなってる😿ほら、ここ」

と頭を触らせる。

「ほんとだ、熱い。

アヤカの髪は柔らかくて、

シルクみたいだね」

 

やっぱり英語じゃないと

深い話できないんだよな。。

 

「次は…次じゃなくてもいいんだけど、

うちに遊びに来る?」

暗にやれるかやれないか問われてる。

「うん」

 

Tシャツにジーパンというシンプルな服装だけど、

ほどよく筋肉質な体のラインが見える。

 

全然ありだわ。

 

仕事の話の流れで、

「今昼休みなんだねー

もうお昼ご飯食べた?」

「うん、もちろん、

アイスは食後のデザートだよ」

 

なんと!私お昼まだ食べてない。

なんで自分だけ食べてんの。

12時にアイスデートとか、

やっぱりないわ。

 

「私、食べてないから、

もう帰らなきゃ」

 

「え、うん、今?」

 

「うん」

 

じゃあ何か食べに行こう?

とか言われたら、

とどまろうかと思ったけど、

引き止められなかったから、

バイバイ。

 

お互いその程度ってこと。