1年前の今頃何をしていたかなと考えると、免許合宿で長崎の佐世保に行っていました。

ちょうどそのころ平昌オリンピックが行われていて、食事の時などテレビで見ていました。

しかし今日は佐世保の話を書きたいわけではありません。

またの機会にしようと思います。

平昌オリンピックでは韓国と北朝鮮の選手団が南北合同チームを編成していたことを思い出しました。

あの南北合同チームは、いずれオリンピックの選手団のみならず国そのものも統一朝鮮になることを暗に示唆していたのではないでしょうか。

考えてみれば、そのような構想がなければ南北合同チームなんて編成しないと思います。

いきなりの朝鮮半島南北統一だと、両国民の心理的抵抗が大きいからまずは最終目標の実験としてやってみたのではないでしょうか。

そして徐々に心理的抵抗を減らしていき、最終的には南北統一を達成するというのが両政府に共通する認識だったのではないでしょうか。

そう考えるとこれは明らかなスポーツの政治利用だと思います。

韓国は過去にもスポーツを政治的に利用したことがあるのを覚えています。

2009年のWBCで日本が韓国に敗れた試合がありました。

試合終了直後、ある韓国の選手が韓国国旗をマウンドに立て問題になりました。

話がそれましたが、当時南北合同チームがどのような政治的意味を持つかを報道するマスメディアはほとんどありませんでした。

あったのかもしれませんが、少なくとも主要なテレビ局や新聞社ではなかったように思います。

私の予想では近い将来起きる南北統一は韓国が北朝鮮に飲み込まれる形で起こると思います。

在韓米軍は撤退を進めていますし、韓国は在韓米軍による経済的負担が大きいことに不満の声をあげています。

アメリカは韓国を見捨て始めたのではないかとさえ思ってしまいます。

歴史的に見て、朝鮮半島は統一と分裂を繰り返してきました。

朝鮮半島は地理的に日本にとって非常に重要なので、日本はたびたび朝鮮における影響力を強めようとしてきました。

例を挙げると、古くは百済を支援するために大量の兵を送った7世紀の白村江の戦い。

近代では明治初期の日朝修好条規締結から壬午軍乱、日清、日露戦争を経て韓国併合に至るまでのおよそ半世紀。

もし統一朝鮮が誕生し、それが北朝鮮が韓国を飲み込むような形でできた場合日本は非常に深刻な困難に直面すると思います。

明治維新以降、これほどまでに中国寄りの勢力が朝鮮半島全土を支配したことはなかったからです。

地理的に見て、今は一応韓国が中国と北朝鮮からの脅威に対する防波堤のような位置にありますがそれがなくなるのです。

そうなったとき日本は本当に日米同盟だけで太刀打ちできるのでしょうか。

今の自衛隊では心もとないような気もしますが…