最近大学のドイツ語の授業で担当の50代ぐらいの先生が「正しい情報を得るために新聞を読みなさい。ネットの情報は信用できない。」と言っていました。
私の母もよく同じようなことを言います。
ネットの情報は誤っていて新聞が正しいと。

しかしそれは本当でしょうか。
最近新聞の偏向報道が取りざたされるようになりました。
私の家では朝日新聞を購読しているのですが、私が読んでどう見ても偏向報道だろと思うものもありました。
自民党総裁選の報道とか。
朝日はよく慰安婦の問題もスペースを割いて取り上げます。
今日の一面トップは韓国の徴用工をめぐる裁判で最高裁が日本企業に損害賠償支払いを命じたということでした。
今の40代以上はネットが普及したのが大人になってからだったので、ネットは危険なものだという偏見があると思います。
辛辣な言い方をすれば、大人になってしまったので変化に柔軟に対応できずバイアスがかった見方をするしかなかったのです。
もちろんすべての大人がそうだとは思いませんし、若者でもネットに疎い人だっています。
しかしこれからはインターネットの時代です。
紙の新聞は数十年したら消滅するでしょう。

ではネットを信じるべきか、新聞を信じるべきか。
答えはありません。
それは自分で判断しないと。
どちらも素直に信じすぎないことが大事です。
私は最近はネットでも新聞でも何か新しい情報や考えを知るとそういう考え方もあるのかぐらいの認識でいます。

たしかにネットは情報の発信源が不確かなものもあります。
しかし新聞だって記事の論調は自社の社説を反映したものになります。
都合のいいことだけ取り上げて、都合の悪いことは無視することもできるわけです。
だから今の時代メディアリテラシーがますます大事になります。
どうやってメディアリテラシーを身につければいいんでしょうね…