ピアノ男のソナチネソナタ(第3楽章)~40半ば男がピアノ始めて2年で音大受けたけど落ちたので1年浪人することを決めた軌跡のプログ -33ページ目

ピアノ男のソナチネソナタ(第3楽章)~40半ば男がピアノ始めて2年で音大受けたけど落ちたので1年浪人することを決めた軌跡のプログ

このブログは自宅で法務事務所をやりながら要介護4一級障害者の義理の母マミーのリハビリと介護、そしてその娘で病弱な妻かっちんのお手伝いをしながら懸命に音大ピアノ科合格を目指している40半ば男のサクセスストーリーである。

今年の2月、念願だった音大ピアノ科に見事合格した僕たーちゃん。

 

あの日あの瞬間から、僕に対するまわりの態度が一変した。

 

いつも僕の事をイタぶりたおす妻のかっちんでさえも、時々

 

「あんたって、意外と凄いんかもな。」

 

と言い、あちらこちらのピアノブロガーさんもご自身のブログで僕の

ことを褒め称え、リアルで僕のことを知っているバイエル教えてくれ

てた先生も、この件を知った2月14日には

 

「ええええええーーーーーー!!」

 

と我家のリビングで悲鳴あげていた。

 

バイエルの時の先生

 

 

悲鳴あげた後、先生は言った。

 

「B音楽短大じゃなくてA音楽短大の方? そっち合格したんですか?」

 

「ええ、そうよ。」

 

かしこまった返答をするかっちんに目を丸くしたまんまの先生は続け

てこう言った。

 

「いやいやいや、B音楽短大でも厳しいって言ってなかったですか?」

 

「ええ、そうよ。B音楽短大だって、あいつのレベルにしたら相当厳しい

戦いやった。なのにあいつときたらBではなくA音楽短大受かったんで

す。 どう思う、先生? さぁ、感想をどうぞ!」

 

「大人からピアノ始めて数年でA音楽短大受かるって・・・。これって、

新聞に載るレベル違います?」

 

「まさしくその通り。でもホンマ、ようA音楽短大受かったよな?」

 

ここらで砕けて来た口調になってきたかっちんにあわせてバイエル

の先生も言った。

 

「ホンマや、ミスしたって言うてはったのに・・・。」

 

「そう、だけどさ、あいつの先生はミスしててもいつも通り弾けてたん

やったらいけるん違うか?ってずっと言うててん。」

 

「先生って、吉田沙保里先生?」

 

「そう。」

 

「へ~、やっぱりその道のプロの人らは、ミスしても「この人やったら

まぁいける」ってのがわかるんでしょうね~。」

 

「そうなんかな~? 私はまだ信じられへんけどな。不合格の不忘れて

書類書いたんと違うか?とか、合格と不合格の人の書類入れるカゴを

間違えてたんちゃうかとか、色々思ってまうわ。」

 

「ふふふ・・・。 だけど、なんか、、、力貸してもらった気しません?」

 

ここでも先日天国へ行ってしまったチワワのちーくんの話となった。

これに関しては、かっちんも無言で頷く。

 

それを語りだすとまた泣いてしまうからだった。

 

なのでかっちんは話題を変えた。

 

「先生、どうする? 先生の教え子がA音楽短大合格したんやで?」

 

ちなみに、ここのブログを最初からず~っと見て下さっていた方なら

ば、ご存知のとおりなんですが、そうでない方もいらっしゃるのかも

しれませんので少しだけ書かせて頂くと、このバイエルの時の先生

は、実際はピアノ講師でも何でもない。全く違う職種の方だ。

 

だけど今から3年前、ピアノ習おうと決めた僕たーちゃんは成人男性

ということで、なかなかピアノの先生が見つからなかった。

 

だから、子供時分に長年ピアノを習ってた経験があるというこの方に

かっちんが頼み込んで僕の先生になってもらったってわけ。

 

レベル的にはソナチネまでやっていたということだったので、この

先生にはバイエル終了するまで教えて頂いた。

 

なのでこの方のことを僕たちはバイエルの先生と呼んでいる。

 

その後吉田沙保里先生になり、その後はエルロイ先生になって、

また吉田沙保里先生に戻った僕たーちゃん。

 

その辺りの事は過去記事「一目でわかるピアノ男のソナチネソナタ」

に書いてあるから知らない人は見てね~♪

 

話を戻そう。

 

上記のような理由なので、まぁこの先生にとって生まれて此の方ピア

ノを指導したのは後にも先にも僕ひとりってわけなのさ。

 

バイエルの先生は言った。

 

「私なんか、何の、何の役にもたってないですよ~。私なんかが最初

に教えてなかったら、去年合格してたかもしれへんねんし・・・。」

 

それにはかっちんが反論した。

 

「それは絶対ない! 導入が先生やったから、あの男も楽しくピアノ出

来たんやと私は思ってる。」

 

「そうなんかな?」

 

「そうよ! 子供の頃にイケズな先生についてしもてピアノ嫌いになった

っていう先生の経験があったから、音楽のおの字も知らんあの馬鹿

全然怒らんと、辛抱強く教えてくれたから、だからあいつピアノ続いた

んやと思うで?」

 

「まぁ、怒るなんてことは私はしーひんかったけど・・・。」

 

「そうやろ?」

 

「そっか、だけど、私のやったことが100分の1でも何かの役にたて

てたんやとしたら、私も嬉しいな・・・。」

 

バイエルの先生と僕

 

バイエルの先生とのレッスンは本当に楽しい思いでです♪

 

さて、良い話はここまでで終わり、かっちんは言った。

 

「そうや、最初があのエルロイ先生やったら、まぁピアノなんか続かん

かったやろな。」

 

それを聞いたバイエルの先生は、ギラリとナイフのような鋭い目つき

でこう言った。

 

「この事、その人に伝えたいですよね?」

 

「そうやろ? 私もそう思うわ!」

 

同じくナイフのようにギラリと目を光らせるかっちん。

 

ちなみに上記で言う「この事」とは、僕が音大合格したっていうことだ。

 

かっちんは僕が合格したと分かって号泣した後にも、すぐさま僕に

こう言ってきた。

 

「あんたになんか音大無理って言うたエルロイ先生に「先生は音大

無理言うたけど受かりましたよ~しかもA音大」って電話したいわ!!」

 

何の為にそんなことするんだよと思った僕は、そんなかっちんを止

めた。

 

だけどかっちんったらそんなイケズなこと考え出すなんて、よっぽど

ちーくんが天国に行っちゃったことが堪えてるんだろうな~と思って

た僕だったんだけど、ここにもイケズな人がいたのだった。

 

イケズなバイエルの先生は言った。

 

「電話したら相手何て言うやろ?」

 

だけどこの件に関してかっちんは言った。

 

「さあな、腹たつだけと違うか? だけどさ、電話なんかしたらやっぱり

途中まで教えてくれてたんやから、御礼持って行かんとあかんように

なるから電話はせーへん。ふんっ!」

 

これを聞いて、それまでずっと黙ってこの2人の話を聞いていた義母

のマミーは叫んだ。

 

「おう、たーちゃん首にしたような女に御礼持って行くなんて馬鹿

馬鹿しいマネ絶対すんなよ!!」

 

「わかってるわ、ふんっ!」

 

僕の周りの女性たちはイケズが多かったようだな・・・笑

 

 

僕の周りにいるイケズな女性たち、この人たちの力なくしては、今の

僕のこの幸せはなかったことだろう。

 

ありがとう、イケズなバイエルの先生

 

ありがとう、イケズなマミー

 

ありがとう、イケズなかっちん

 

そして

 

ありがとう、イケズコメント送りつけて来てたあらしの諸君たちよ~!笑

 

 

だけどこの話もうちょっと続きます~

 

 

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