海外患者医療空輸搬送 秋のドイツへ Ⅴ  ~出発の日~ | 民間救急移送の軌跡 ~海外患者医療搬送、全国患者移送の足跡~

民間救急移送の軌跡 ~海外患者医療搬送、全国患者移送の足跡~

海外患者医療搬送・全国民間救急搬送の仕事紹介と日記、
世界の国々に訪れた街や食べ物、全国の美味い物を御紹介します。

日本への帰国便は、

フランクフルト13時30分に出発するNH204便、

病院での集合時刻は午前10時30分。

ハイデルベルクからフランクまでは通常車で1時間程であるが、

アウトバーン工事のため早めの出発。

 

この日も秋晴れ、何度か通った病院の門をくぐり病室へ、

コロナ禍の中、帰国が遅れ、

長期入院を余議なくされた患者さんの転院日には多くの関係者が集まった。

 

ハイデルベルクの病院や救急隊員は気さくながらも、

自分の役割をキッチリ全うするところなどは、

やはりドイツ人の気質、

病院受付でも毎回シートを書き提出、

何時間院内にいるかなど詳細にチェックされている。

 

患者さんを空港に搬送する救急隊員も、

ただ降ろして完了ではなく、

私達がチェックインでかなりの時間を費やしているにも関わらず、

空港のスタッフに患者さんを引き継ぐまでが仕事、

とキッチリと患者様の容態を見つつ、

根気よく引き継ぎまでを見守ってくれた。

 

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