時間対する感じ方、考え方…そして、豊かさ | The yoko's room〜もっとdeepに感じていこう〜

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路地に惹かれ、珈琲が好き♡

そして、何より、
感じること、気づきが大好きです。
心が、喜んだり、悲しくなったり、怒ったり、笑ったり…丸っと自分を受け止めて、自分のまんま、deepに味わって生きたい。わたしの想いです。

先日、お城の石垣について特集されてる記事を見て、ふと『時間』について思いを馳せました。

城をみて、石垣一つ、切り出すだけで、
当時、どれだけの手間と時間がかかったのだろう?

機械も電源もない世界で、
どれだけの人材が駆り出されたのだろう?


わたしは、
「利便と時間」を考える時、
冷蔵庫や洗濯機、レンジなどを思います。

便利になったきっかけは、
誰かが家事をしてる母や妻や姉をみて

「もっとこうなったら、母に休む時間が出来るのかもしれない」
「自由な時間が作れるのかもしれない」

そんな傍で見つめる目が
もっと時間を持って欲しいという想いから生まれたものではないか?

などと
想像したりしてしまいます照れ


でも、
どうなのでしょう?

わたしは3.11の震災で長い期間の停電の中、とても強く実感したことがあります。
(あの時はガソリンも無くて、行動範囲もとてつもなく狭かった…なぁ。。。ん?わたしはすっかり篭っていたなぁ)

それは、
現代の便利な機器たちが使えなくなって、
不便だと思うと思いきや…

震災で深く落ち込んでいたにも関わらず、
このことだけに関しては、
『豊か』だと感じていたのです。

どうしてだろう?
マックをなでながら考えました。

それは『時間』でした。

もう本当にどうしようもなく出来ないことが沢山あって、それを嘆くことすらも全て諦めた時

洗濯も料理も頑張らずに
『ゆっくりいこうや』
って自分に言ってました。

一つ一つの作業を全て手で行い、
『工夫』して過ごす毎日

昭和バリバリの世代とはいえ、
電気のない時代を体験していないのでw、
『分からない』こともたくさんあると思ったのですが、

工夫や生活は、
誰かに教わらなくても
自分仕様で築けるのだと体感した時

本当に…
本当に『なんて豊かなんだろう!』と思いました。

時間がゆっくり流れていて
心がホッとしていました。

逆に、
いろんな事が出来るとことを体験し、

文明の利器とは、
一体 なんなのだろう?と。

あくせく布石を置くように
アレもコレもやっておこうと
してしまってることに気づきました。

これらの発明のタネは
「休んで欲しかった」
「好きなことをして欲しかった」
という想いから生まれたとしたら

あたしは、
その想いを無駄にしているのかもしれない

もう、頑張ってアレもコレもと
家事するのやめよう

もっと時間を
ゆったりと使って過ごそう

そう心に思ったことを
忘れていません

その日、夕焼けも綺麗でお願い
特に印象的だったのかもしれません

時間とは
感覚でしかないのだと
痛感したときでした。


そして、
わたしにとっての『豊かさ』を知った時でもありました。

本当に…
あの時の落ち込みは、自分の力では起き上がれないほど落ちていて、しかもそれを自覚できずにいました。


あの時、心を救ったのが
『柔らかくなる心』

笑いもテレビでたくさん規制されてて、
「そうじゃないよ!」っていつも世界に叫んでた。

笑いたかったなーって
振り返ると必ず思います。。。

そんな中で感じた
心が大きくなり暖かくなったと感じた
自分を心から満たす『豊かさ』の体験でした。

今の視点から見ると
城作りは
とてつもなく壮大で
時間がどれだけかかったのだろう?
と思いがちになるのですが

あの震災とリンクしたとき
作り手たちは、
作ることに集中し、
それなりに楽しんでいたのではないか

なんて思うのです。