ずいぃんとくる | The yoko's room〜もっとdeepに感じていこう〜

The yoko's room〜もっとdeepに感じていこう〜

路地に惹かれ、珈琲が好き♡

そして、何より、
感じること、気づきが大好きです。
心が、喜んだり、悲しくなったり、怒ったり、笑ったり…丸っと自分を受け止めて、自分のまんま、deepに味わって生きたい。わたしの想いです。

岡本太郎さんの本を2冊。

どれも、1ページ目から本題のように本質を突いてくる。

1センテンスごとに、私の何処かが震えているのを感じる。

どれも見逃せないほど、私の心に響くのだけど、

今日の特に響いたセンテンスを自分の備忘録として…

………

ぼくの前に開会の挨拶をされた坊さんの言葉の中に、臨済禅師はまことに立派な方で、「道で仏に逢えば、仏を殺せ」と言われた。素晴らしいお言葉です、という一節があった。有名な言葉だ。僕も知っている。確かに鋭く人間存在の真実、機微をついていると思う。

 しかし、僕は一種の疑問を感じるのだ。今日の現実の中で、そのような言葉を繰り返しただけで、果たして実際の働きを持つのだろうか。とかく、そういうオヤっと思わせるような文句をひねくりまわして、型の上にあぐらをかいているから、(中略)

で、僕が壇上にたつと、それをきっかけにして問いかけた。
「道で仏に逢えば、というが~  みなさんは仏に出逢えると思いますか。~」誰も手を上げない。

「逢いっこない。逢えるはずがないんです。では、なにと逢えると思いますか」

これにも返事がなかった。シンとして、静まっている。そこでぼくは、激しい言葉でぶつけた。

「出逢うのは己自身なのです。自分自身に対面する。そうしたら、己を殺せ」

会場全体がどよめいた。そして、猛烈な拍手。

人生を真に貫こうとすれば、必ず、条件に挑まなければならない。いのちをかけて運命と対決するのだ。
その時、切実にぶつかるのは己自身だ。己が最大の味方であり、また敵なのである。

…………

'人生を真に貫こうとすれば、必ず、条件に挑まなければならない。'

ずいぃん、ときた。
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