空の上からの美しい大地
首都プノンペン
現地で今回お世話になった企業の皆様と合流し、日本とはまた違う美しい夕日、そして夜景を見ることが出来たのですが、入国して街を移動している時から、これまでの海外で感じたことのない、なんとも言えない重い空気を感じました。
演奏は翌日でした。
まだまだ最近の、悲しい歴史
選曲にあたり、趣味嗜好を考える必要があるのでカンボジアがどんな国かを調べて行ったのですが、まず、基本的に音楽の授業がないということでした。
(現地職員の方に確認したところ、私立ではある所はあるそうです)
YouTubeで、一年前くらい前にたまたま出てきてちらっと見て、最後まで見ざるをえない心境になった動画があります。
それが、カンボジアの1975年〜1979年まで続いた残虐を極めた、ポルポト政権と、処刑場だったキリングフィールド(殺戮の大地)についての動画でした。
この政権がとった政策が、原始共産主義というもので、
「お金(紙幣)も銀行もなくそう!
病院もなくそう!
学校もなくして教育禁止!
宗教も禁止で寺院も壊そう!
車や文明を感じるものは全て禁止!
全員が農民になり、平等な社会にしよう!」
という、大変極端な政策でした。
眼鏡をかけているというだけで知識人とみなされ殺され、また、今回ずっとお世話になった現地の方に聞いたのですが、なんと、手や顔が綺麗、そして色白というだけでも
=農業していない=知識人!
として殺されたそうです。
また、その家族も対象なので、妊婦も子どもも産まれたばかりの赤ちゃんも、その例外ではなかったそうで、残忍さに言葉が出ません。
国民の4分の1が、この、50年前に殺められてしまったため、街では極端にお年寄りがいらっしゃいませんでした。(覚えている限り、ご高齢だと思ったのはフルーツ売りのおばあさんの、本当に1人でした)
選曲とコンサート
上のことから、文化や歴史を徹底的に破壊されているため、伝統楽器というものはあれど、「この曲はみんな大好きで有名!」というものは見つけることができませんでした。
そのため、特に子どもたちの子どもの支えになってくれる可能性がある、暖かいメッセージ性がある日本人作曲家の曲(アニソン含む)を持っていき、日本でのアウトリーチ同様、お話しを交えてコンサートを行いました。
日本語を学習し、日本への送り出しも進めている「タヤマ ビジネススクール」様へ伺いました。
先生方全員で門までお越しくださり、ニコニコの笑顔で歓迎してくださいました。
先生方は日本語を全員流暢にお話になり、学生さん(中高生)も、ゆっくりと話し、簡単な日本語だと分かられるので、コミュニケーションが出来とても良かったです!
立派なステージを用意してくださり、また、大変歓迎くださり、約160名の生徒さんと先生が集まってくださいました。
今回大変驚いたことが、先生方もなのですが、学生さん方の信頼と親愛に満ちた真っ直ぐな眼差しと笑顔です。
ステージに出てきた瞬間から、まるで久しぶりの家族、または友人に会えた!というような、本当に喜びに溢れた目を学生さん全員が向けてくれたことが、帰国後2週間立つ今も忘れられません。
「果たして、初めて会う人にあんなに全力の笑顔を向けられるだろうか、、!」
と心底考えるほど、本当に素敵な笑顔だったのです。
日本での学校演奏の際の子どもたちももちろん可愛いのですが、それとはまた、全然違ったものがありました。
全員が真剣で、「新しいことを見聞きし学ぶ」ということに本当に必死なので、このくらいの年齢特有の、気恥ずかしさからくる照れから来る行動(例えば、ちょっとした冷やかしとか🥹)は、演奏が終わるまで、そこには一才存在しませんでした。
興味の対象は人によってそれぞれで、全員音楽が大好きとは限らないので、
全員がその姿勢でその場にいることは決して簡単な事ではありません。
演奏後
校長先生の素晴らしさ
こちらの学校の校長先生は、まだ45才の男性の先生で、演奏前後にお話しさせていただきましたが、大変真剣で、素晴らしい人格をお持ちの先生でした。
(私は来年40なので、そう変わらない!)
日本語は本当に日本人と遜色なくお話しなさって、
また、大変丁寧に、大切に言葉を発してお話になるので、「日本語の響きって素敵だな」と、海外で気付かせていただきました。
また、日本に大変敬意を払ってくださっている事を節々から感じました。
また、こちらの学校は学生側から授業料を取っておらず、全て寄付金や、先生方の別の事業で得たお金で成り立っているということをお聞きし、
「子どもたちに良い教育を受けさせる」
というこの一点に人生全て本気でかけている姿勢は、大変胸に来るものがありました。
まわりの大人が素晴らしいから、こんなにも子どもたちが真っ直ぐで、素直で、疑いが無く、素敵なのだなと思ます。
②に続きます![]()



