更新したりしなかったり(ほとんどしてなかったり)の本ブログを通常運転に戻したい。。
というわけで、リハビリがてら、ぼちぼちアップしていきます。
ジャ・ジャンクー監督の『帰れない二人』。昨年のフィルメックス(邦題『アッシュ・イズ・ピュアレスト・ホワイト』で上映)で見逃した(というより、映画祭の時には日本公開が決まっていたっけ)のを、ルシネマ上映期間終了間際(明日が最終日!)で鑑賞。
まずは予告編↓↓↓
『帰れない二人(原題:江湖ㄦ女)』(2018年中国、フランス)
2001年、山東省大同。やくざ者のビンと、その恋人チャオ。
ビンと家庭をもちたいチャオだが、ビンの態度はあいまいだ。
ある出来事が起き、チャオはビンを助けるために罪を犯す。
服役を終えたチャオ。だがビンは迎えに来ない。
チャオはビンをさがして三峡の奉節を訪れる。
5年ぶりに再会するふたりだったが、
心はすれ違ってしまっていた。
武漢行きの鈍行列車に乗るチャオ。
乗り合わせた男と新疆へ向かうことにするが、
チャオは途中で列車を下りてしまう。
そして2017年、大同。
チャオとビンが再会を果たすが・・・
面白かったです。ジャ監督作品なので、重たいかなあと思って(『罪の手触り』→『山河ノスタルジア』で、ちょっとハードさが軽減されていたので、本作はもう少し気楽に見れるかなあとも思っていたが)ちょっと構えていたのですが、そんなことはなく、すごく見やすかったです。
ストーリーは17年に及ぶ男女の姿を描いているのですが、背景に急成長を遂げる中国の姿が描かれていて、それも興味深かった。でも勉強不足なので、あまりよくわからない部分もあったり。なのであとで公式サイトのこちらをもう一回読んでみたいと思います。
ヒロイン・チャオを演じたチャオ・タオがすごくよかった!ビンを演じた廖凡、スクリーンで見たのは『薄氷の殺人』以来かなあ。朴訥とした感じがすごく好きな俳優。