来週公開!映画『台湾より愛をこめて』 | 今天有空嗎?

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台湾映画同好会のFacebookページにて、来週3/24(金)に公開となる、日本映画『台湾より愛をこめて』を紹介させていただきました! 台湾で大人気の日本人YouTuber・三原慧悟さんが撮った、台湾を舞台に繰り広げられる、青春ロードムービーです。

 

【来週公開!映画『台湾より愛をこめて』 】  
 3月16日( 金 )、台湾で『再一次,台灣見』という映画が封切られました。監督は日本人、日本の若手実力派俳優を中心に、台湾のアイドルも出演している日本映画です。本編の8割が台湾で撮影されたのだとか。日本では台湾公開から約1週間後の来週3月24日(土)に、『台湾より愛をこめて』というタイトルで公開されます。

  漫才師として成功することを夢見ていた 雄介(大野拓朗)と光一(落合モトキ)は、台湾の基隆でアイドルを目指すリン( A'N'D 宇宙Cosmos 林思宇)と出会う。互に夢を叶えて、5年後の同じ日に基隆で再会することを約束した三人だったが、それから3年後に雄介と光一は漫才コンビを解消、光一は会社員として、雄介は売れないピン芸人としてそれぞれの道を歩んでいた。雄介がこのまま芸人を続けるか辞めるか悩んでいることを知った光一は、台湾へ行こうと雄介を誘う。ちょうど明後日が、リンと再会を約束したその日だったのだ・・・というストーリー。台湾を舞台に繰り広げられる、青春ロードムービーです。

  本作の監督を務めたのは 、台湾で大人気の日本人YouTuber(ユーチューバー) 、三原慧悟さん。学生時代は撮った映画が様々な学生映画祭でいくつもの賞を受賞。卒業後は大手テレビ局に就職、一年目にしてドラマの脚本や監督を担当していたのだそうです。その後、「台湾でアイドルになる!」という夢を叶えるために退職。活動の拠点を台湾に移し、ライブ活動などを開始。今では30万人もの台湾のフォロワーを抱える超人気YouTuberとして活躍中です。今回の『台湾より愛をこめて』は商業映画初監督作品になります。

  劇中、監督が本人役で登場します。お世辞にもカッコいいとは言えない(ごめんなさい!)のですが、 飄々とした独特の雰囲気と愛嬌のあるキャラクターには思わず引き込まれてしまいましたし、「台湾で有名になる」という大きな夢を現実のものとした、三原さんならではの視点で撮られた作品から、夢を追いかけるパワーと、沢山の勇気や元気をもらえること必至。きっと多くの人が人生の節目を迎えたり、新たな一歩を踏み出そうとするであろう3月のこの時期に、本当にピッタリの作品だと思います。

  もうひとつ、海外旅行といえば、非日常感を味わったり、リフレッシュしたり、のんびりしたり・・・と、生活の場から距離を置けることが一つの魅力であり目的だったりすると思うのですが、この作品に登場する若者二人は、いろんな意味で日本の日常をずるずると引きずったまま、台湾を旅します。 そこが何だか感覚的に新鮮でとても面白かった。これは三原さんという、台湾をベースに活動している監督による作品だからなのか、それとも若い人たちにとっての海外旅行の果たす役割が変わってきているのか・・・あれこれ思索してみるのも面白いかもしれません。

  東京、大阪、愛知と、上映地域が限定されてしまっていますが、お近くの方、ぜひ劇場にてお楽しみください!

 『台湾より愛をこめて』
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日本版予告

 


 『再一次,台灣見』
公式FBページ→ 
台湾版預告


2018年3月24日(土)新宿シネマカリテより公開
映画『台湾から愛をこめて』
 2017年、日本、61分
監督:三原慧悟 脚本:三浦駿斗 音楽:Nagacho
出演:大野拓朗 落合モトキ
岡本夏美 広橋佳苗 梁鈺杰 陳宏亮 /宇宙 長谷川忍(シソンヌ)
©「台湾より愛をこめて」製作委員会