『死にたい』と、静かに吐いた。
『じゃあ死ねば?』と、事も無げに返ってきた。
隣で俯く親友が、『死にたい』と唐突に呟いた。
深く考えずに、『じゃあ死ねば?』と返してみた。
「死にたい」
「じゃあ死ねば?」
「…………」
「…………」
「……お前後でぶっ殺す」
「そっか」
「……」
「なら、良かった」
「、はぁ?」
「後で、でしょ?僕が君にぶっ殺されるまでは、君は生きてくれるんでしょ?」
「え、」
「僕が君にぶっ殺されないようにすれば、君は僕が生きているかぎり死ねないね。よし決めた、絶対死なない。100まで生きてやるから、君も100になって僕が死んでから死んでね」
「ちょ、待って」
「はい約束ー」
無理やり指切りをさせられて、顔をあげるとあいつは能天気な笑い顔。
こんな馬鹿面見たら、笑うしかないだろ。
無理やり指切りをして、ニコニコ笑ってみせる。
君が呆れたように、それでもどこかすっきりとした顔で笑うから、僕ももう一度君に笑いかけた。
「約束だよ?」
「約束、だな」
死にたい君と死なせない僕
(とりあえず、せめて80くらいまでは生きておこうと思います)