成田空港を歩いていたら、
チェックインカウンターの職員がこちらに小走りで向かってきた。
「急いでください」という感じで向かうのは、
自分の後ろから着た、スーツケースを持っているビジネスマン。
「パスポートだけいただけますか」とその場で職員は催促し、
ビジネスマンは慌ててパスポートを取り出す。
「お客様が最後のチェックインの方です」と言って、
パスポートを取り、大韓航空のカウンターでチェックインを開始する。
その後、職員がビジネスマンを保安検査へ走って連れて行った。
今まで空港に到着した最も遅い時間は、チェックイン終了時刻の15分前ほど。
(リムジンバスが渋滞に見舞われた、2011年9月のフィンエア東京発)
それでもカウンターには結構な数の人が並んでいたため、ほっとした。
このような一部始終をかなり間近で見るのは初めてで、
傍から見ていると興味深かった。
日本の空港では非常に親切に、遅れてくる搭乗客にやきもきしてくれるが、
海外ではこんなことは期待できないだろう。