アエロフロートをはじめとするロシア系の航空会社に詳しい業界の方に、
昨日のブログを読んでもらったところ、意見を頂いた。
ミール時の冷たい飲み物の提供がなされない理由として、
単なるサービスの簡略化以外に興味深い実態を伺った。
ロシア系の航空会社の悪い癖として、
前菜をカートの上部に積むことが多く、その結果ドリンクを置く場所がないとのこと。
またカートの上部に積むのは、雪崩のように前菜が落ちる危険性もあるため、
本来は推奨されないとのこと。
ギャレーで温めた前菜は、本来ギャレー内でトレーにセットしているが、
(少なくとも近年の)アエロフロートの場合は、サービス中に
乗客から選択肢を聞く際、その場でトレーにセットしている。
確かにその際、温かい前菜はカートの上部に山積みにされていた。
前菜をトレーにセットする手間は、ギャレーな内でも接客時の通路上でも同じとはいえ、
結果的にドリンクサービスは省略されているのである。