アメブロが過去の記事を提示してきたので再掲載します。
糸で縫うだけの眼瞼下垂手術については私は今のところ行っておりませんので、再発することなく問題なく経過している人も居るのかもしれませんが、近年私の職場へ来院される人は大概、
「切らない(縫うだけの)眼瞼下垂手術は1年ともたず再発した」
とおっしゃっていますね。もちろん、再発した人しか来院しませんから偏りはあるでしょうが、保険診療での眼瞼下垂手術よりもはるかに高いお金を支払って受けておられるんだから、より高いレベルの結果を出してあげれないならやるべきではないと思います。
熱心に切らない(縫うだけの)眼瞼下垂に力を入れておられたけど、現実にぶつかってやめてしまった医師もおられるようですね。
切らない眼瞼下垂は
— 美容外科医・形成外科専門医Dr.湯田竜司@ナチュ美・家族にもできる美容医療【二重修正・ゆだヒアル】 (@ryclinic) February 8, 2023
そもそも高率に後戻りするんですよ。
やったことが無に帰すんです。
大体3年くらい。
で後戻りしないように結膜切ってがっつりやると難治性の角膜障害。
手術を提供する側はなかなか変わらないので、利用する皆さんが負の側面も知っておく必要がありますね。
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(2年前の記事)
切らない眼瞼下垂(糸で留めるだけの埋没法)で効果がきれてまた眼瞼下垂になったとき、振り出しに戻っただけのように表面上は見えるかもしれませんが、実際には眼瞼内部がオペ前よりも荒れており、目の開き具合は手術前と同じに見えても瞼内部の状況は手術前よりももっと悪い状況、つまりマイナスからのスタートになります。
先日、その他院オペ後に再発した眼瞼下垂を少しでも挙げるため切開で再手術を試みてますが、眼瞼内部にあるべき層(バウムクーヘンやミルフィーユのような)構造がマーブル模様のごとくグチャグチャにミックスされていて、経結膜切開での眼瞼下垂再手術がかなり困難を極めました。
これまで瞼に受けたオペは糸で留めるだけの埋没法ばかりとの事。
切開オペを受けた人の再手術よりも組織が硬く、内部の層構造がかき混ぜられたようになっていて、はるかに難しかったです。
まぁ、切らない眼瞼下垂全般に言えることではなくて、その病院がおかしなやり方をしただけかもしれませんが。
なんとかオペ前より開きは改善しましたが、だいぶピンチでした。
いやぁー勉強になりますねぇ(T_T)
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