逆まつ毛は目にまつ毛が当たる疾患で、正確には睫毛内反症、眼瞼内反症、睫毛乱生症と呼ばれます。
上下ともに逆まつげは起こり得ますが、多くの患者さんを集めた論文では、上下で言えば下のまつ毛が逆まつ毛になっている患者さんのほうが人数が多いようです。
令和2年4月からの診療報酬改定で、なんと逆まつげを治す手術に関し、国の設定する手術代金がほんの少しアップしました。
手術代金が上がるなどという事はなかなか無い事で、これまでのこの手術の料金設定があまりに間違っていたし、この手術をもっと広く医師に扱って欲しいよという国の意思の表れなのかなと感じます。
逆まつげの診療において珍しい事があったため記しておきます。
患者酸「右目の下の睫毛が目に当たるんです!」
XD「どれどれ・・ん?どこにも目に当たっている睫毛は見当たらないですね
もしかして最近ご自分で抜いてしまったとか?」
患者さん「いいえ、抜いてません。抜くこともありましたが今日病院にくるのでしばらく抜かないようにして我慢しています。今も痛いです!」
実際のお写真 (掲載許可済)
うーん、、黒目の真下あたり、白目が充血していて痛そうなのはわかりますが、下まぶたの睫毛は目には当たってないような・・?
ん?
まさか?!
そうきたかーーーーーーー
※イメージ画像です