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時は第二次世界大戦末期、昭和天皇を一人の人間として描いた作品。
2005年のロシア映画。
日本では公開不可能と言われていたそうですが、2006年に日本公開されました。
浮世離れしていて、しかも非常に人間臭い昭和天皇をイッセー尾形が演じています。
役者の演技の上手下手に鈍感な私ですが、このイッセー尾形は素晴らしいと思いました。
香淳皇后役は桃井かおり。
この桃井かおりがまた。
映画のクライマックスあたり、天皇と皇后が再会して仲睦まじく語り合うシーンが、すごく良いです。
「私は成し遂げたんだ。これで私たちは自由だ」
「あ、そう。そうだと思ってました」
こんな調子で簡単な会話(でも内容はかなり深刻)が交わされるのですが、息のあった二人による舌筆に尽くしがたいほのぼの空間が出現します。
題材はわりとセンセーショナルですが、淡々として静謐な映画。
どこか不思議なおとぎ話のような雰囲気もあります。
イッセー尾形が天皇というキャラクターを演じる映画だと思っていただければ間違いないです。
イッセー尾形が好きな方は是非。
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