「タイタンの妖女」:シニカルなSF | lideli-rev

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ライデリの制作チームが、マニアックなことをつらつら書いていきます。

タイタンの妖女 (ハヤカワ文庫 SF 262)/カート・ヴォネガット・ジュニア
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「タイタン」は土星を廻る衛星の名前。
ハンサムなハリウッドの資産家、マラカイ・コンスタントが地球から火星、水星を経てタイタンを目指す旅に出るが、冒険活劇ではない。
「人生は無意味だ」と言う人は多いが、じゃあどのくらい無意味なのか、というところを真摯に追求した作品。
独特のユーモアとシニカルで生真面目な文章。
ひと味違ったSFを読みたい人におすすめ。


物語とは関係ないですが、土星の衛星タイタンには大気があり、生命が存在する可能性があると言われているそうです。
あと、「タイタンの妖女」を「タイタンの幼女」に変えると萌アニメになるな、と思いました。