クリスマス・イヴ | 日々是自適

クリスマス・イヴ

ローマ教皇・ベネディクト十六世は、降誕祭という儀式が

商業主義に汚染されていることを嘆いておられます。


日本のようにクリスマスに大騒ぎする方が変なのです。


一方、ニューカレはクリスチャンが9割以上。

カトリックとプロテスタントの割合は6:4くらい。

ということは、クリスマス(25日)は祝日祝日になります。


24日は日没から家族で静かに過ごす日なので

小さな店はもちろんスーパーも早々にクローズしてしまいます。

バスや国内線など公共の交通機関も臨時運休。


つまり、旅行者は食事をあらかじめ確保しておかないと

クリスマスイヴに「くいっぱぐれる」ことになるわけです叫び



さて、事件は24日のディナーから遡ること3時間。

朝からさんざん海やプールで遊び倒した15時でした。

オットがお土産の買い忘れに気付いたのです。


私達はクリスマス休暇後は離島へ渡る予定。

離島には日本人好みの土産はないはず。

調達するならここ本島の中心部だけなのに25日は祝日。


ということは今すぐでかけて日没までに戻ってこないといけない。

クリスマスディナーの予約は18:30です。

シャワーを浴びて急げ急げ!と出かけました。


この島一番のホテルですらタクシーは常駐していません。

フロントで呼んでもらうのですが、すぐに来たためしがない。


タクシーデート 待つこと30分 タクシーデート


到着したココティエ周辺は既に店の大半がクローズ。

まだ明るいのにシャッター商店街のようになっています。


幸い開いていたロクシタンとカジノスーパーで調達することにして

物色しているうちに警備員に「もうおしまい」と急かされる始末。


急いで会計をして店を出るとなんだか様子がおかしい…

歩いている人が…いない…


島の住人は駐車場から車で出て行きます。

街中はおまわりさんと警備員らしき人だらけ。


時々怪しい男の群れがポリスに声をかけられています。

街に入ってくるはずのバス通りは柵で閉鎖されている。


バ?バリケード?

これは … かなりやばい ((((;゚Д゚))) ガクガクブルブル


急いでタクシー乗り場に行ったものの乗用車すら来る気配なし。

通りが閉鎖されているので入ってこられないのかも。


思い切って近くにいるおまわりさんに聞いてみることに。

すると、広場周辺は騒ぎが起こらないように閉鎖されたのだそう。

バスはもう終わりだし、タクシーももう来ない、と。


ニューカレはフランスからの独立運動が盛んなので

集団で騒ぐきっかけを取り締っているのでしょう。


まーじーでーかー? 。(´д`lll)


本気で困っていると、どこに泊まっているのかきかれ

おまわりさんがなにやらどこかに連絡。

タクシーを呼んだからすぐに帰りなさいと言ってくれました。


きゃー!おまわりさんありがとう ( ;∀;) ゴメンネ


さすが国家権力。

ホテルでは30分待たされたタクシーが5分で来ました。

ホテルに戻ったのが18時。


急いで着替えてディナーには間に合いました。

予約しておいたホテルのファミリーブッフェ。

↓この日程は予約しないと無理だわ。


サンタさんが入口でお出迎え。

ライブとダンスで賑わう素敵なディナーでした。


あの時のおまわりさんに感謝。