アタテュルク
ムスタファ・ケマル・アタテュルク
Atatürk
Ataは「父」でtürkは「トルコ」。
つまり、トルコ建国の父ということです。
国内のあちこちで彼の銅像や褒め称える記念碑を見かけます。
イスタンブール・アタテュルク空港。
アタテュルク大学。
トルコリラ紙幣はすべて彼の肖像画。
彼のカレンダーや写真集、彼に捧げる歌のCDが並ぶショップ。
レストラン、駅、空港に飾られた彼の写真や絵の数々。
どれだけの功績がある人かというと、本当にすごい。
国民解放闘争のリーダーで、トルコのスルタン(王)制を廃止。
独立を宣言してトルコ共和国の初代大統領となる。
首都をアンカラとし、近代都市発展の礎を築く。
政教分離でイスラム教を国教とする条例を廃止。
当時、苗字をもたなかったトルコに氏姓制度を導入。
アラビア文字をラテン語(アルファベット表記)へと改める。
などなど。
今では彼に対する侮辱的な言動は法律で禁止されています。
この写真を撮っていた時も
背後に銃を持った警官が待機中 (((( ;°Д°)))) ヒー
彼自身は個人崇拝を嫌っていたというのが、また好印象。
独裁者とはちょっと違う感じ。
そして、トルコ人が親日家なのもアタテュルクが決めたから。
オスマン朝軍艦エルトゥールル号が和歌山湾沖で沈没。
その救難活動をしてくれた日本人。
にっくきロシア艦隊を撃退した日本人。
「アタテュルクの教え」として学校で習うのだそうです。
高校・大学で習う外国語の選択肢に日本語もあります。
だから日本人旅行者のリピーターが多い国なのかもしれません。
エルトゥールル号事件は1890年。
来年、和歌山では120周年記念イベントがあります。
興味のある方はおでかけになってみては?
たぶん、うちも行きます( ´艸`)
