アタテュルク | 日々是自適

アタテュルク

ムスタファ・ケマル・アタテュルク


Atatürk

Ataは「父」でtürkは「トルコ」。

つまり、トルコ建国の父ということです。


国内のあちこちで彼の銅像や褒め称える記念碑を見かけます。


イスタンブール・アタテュルク空港。

アタテュルク大学。

トルコリラ紙幣はすべて彼の肖像画。

彼のカレンダーや写真集、彼に捧げる歌のCDが並ぶショップ。

レストラン、駅、空港に飾られた彼の写真や絵の数々。


どれだけの功績がある人かというと、本当にすごい。


国民解放闘争のリーダーで、トルコのスルタン(王)制を廃止。

独立を宣言してトルコ共和国の初代大統領となる。


首都をアンカラとし、近代都市発展の礎を築く。

政教分離でイスラム教を国教とする条例を廃止。

当時、苗字をもたなかったトルコに氏姓制度を導入。

アラビア文字をラテン語(アルファベット表記)へと改める。


などなど。


今では彼に対する侮辱的な言動は法律で禁止されています。


Paquet-Cadeau-20090808124026.jpg

この写真を撮っていた時も

背後に銃を持った警官が待機中 (((( ;°Д°)))) ヒー


彼自身は個人崇拝を嫌っていたというのが、また好印象。

独裁者とはちょっと違う感じ。


そして、トルコ人が親日家なのもアタテュルクが決めたから。


オスマン朝軍艦エルトゥールル号が和歌山湾沖で沈没。

その救難活動をしてくれた日本人。

にっくきロシア艦隊を撃退した日本人。


「アタテュルクの教え」として学校で習うのだそうです。

高校・大学で習う外国語の選択肢に日本語もあります。


だから日本人旅行者のリピーターが多い国なのかもしれません。


エルトゥールル号事件は1890年。

来年、和歌山では120周年記念イベントがあります。

興味のある方はおでかけになってみては?


たぶん、うちも行きます( ´艸`)