桁違い
計算系に幹事をさせるな
うちの職場の暗黙の了解です。
会計がどんぶり勘定だからなのだそうです。
最初、全く意味が分かりませんでした。
計算系というのは計算科学や数理科学などの分野。
計算の専門家ならお金の計算は楽々じゃないの
実は、計算系は普段大きい数字を扱いすぎていて
実生活における数字に弱い方が多いのだそうです。
1cmが何mmだか忘れてしまうとか、
1万円が500円玉何枚か咄嗟に出てこないとか。
(;´Д`)ノ おいおい、大丈夫?
かつて、計算系の教授に聞いた話。
1億と9億の差はさほどない
9億と10億の差は大きい
つまり、桁が一緒であるなら想定の範囲内で
桁が違ってくると大問題、という解釈なんですね。
そりゃあ、飲み会の会計なんてどんぶり勘定ですわ。
小銭の計算なら商店街のおばあちゃんの方が強いね
が、奇しくも昨夜、その「桁で考えるどんぶり勘定」という
恐ろしい感覚を家作りで経験してしまいました
1月に契約してから細々とした物を決めてきました。
最初の契約書は躯体などの標準仕様で計算された金額。
設備などをショールームで色々と見比べてしまうと
やはり標準よりもいい物があるし、目に付きます。
当然、標準を変更すればオプション価格が上乗せに。
こちらオプションで20万になります。
各部屋につき3万ずつです。
8万でもう一つ上の素材が可能です。
担当さんの確認の一言があまりに普通すぎて
(お風呂のテレビとかこれ とか床材とか)
20万なら、いっか。
とりあえず希望は言っておいた方がいいよね。
要不要は後でじっくり考えればいいんだしね。
なんて気軽に感じてしまっていました。
千万単位で話される躯体価格を基準で考えてしまうと
そのオプションが安く思えてしまうマジック。
で、内装等の追加分請求書をいただきました。
…
1000万に収まったからいいか
って、一瞬納得しちゃった自分が恐ろしい
ダメダメー!
目を覚ませ自分。
消費税額だけで私の月収を上回ってますから!
オプションの5%でそれって、ありえないですから!
あくまで希望は希望、夢は夢。
現実と照らし合わせて項目の一つ一つをチェックして
夢を削ぎ落としていく作業が始まりました。
泣けるぜ。・°・(ノД`)・°・