万里の長城
デジカメを持ったまま出張に行ってしまったオット。
やっと戻ってきたので画像ゲットですγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
ユネスコの世界文化遺産です。
国際宇宙ステーションから撮影できた地上唯一の建造物。
うーん、宇宙から見てみたい。
私が生きているうちに可能になるでしょうか。
河北省山海関から甘粛省まで、全長6352km。
時速100kmノンストップで走っても64時間かかる。
全てを歩いた人は一人もいないって、そりゃそうだ。
高低差ものすごいですから!
でこぼこですから!
修復されていない箇所もたくさんありますから!
時速15kmでも、完走は無理です。
そもそも現存している長城は全体の2割以下。
(一部現存を含めても3割)
5割以上は完全に姿を消しているのだそうです。
万里の長城は二度目。
前回は北京市内に一番近い「長城入口」近くに泊まりました。
宿で揚げパンと花巻とりんご1個ずつのお弁当が支給され
登り始めてから4時間経ったところでリタイア。
日暮れとの戦いなのでそれ以上進むと戻れなくなります。
休み休みでも往復8時間、きつかったなー。
戻ってから地図で確認したら1cmくらいしか進んでなかった
この日は北京市内から出ている日帰りツアーバスを利用。
北京市内から高速道路を利用して1時間弱くらい。
前回登った「長城入口」を通りすぎてどんどん登ります。
で、着いた先は
「八達嶺(パッダーリン)」。
観光地化されているのでしっかり修復されて手すりも完備。
初心者には登りやすいのだそうです。
バスを降りるとご他聞に洩れず観光客相手の物売りが殺到。
騎馬民族衣装で馬や駱駝と記念写真なんて商売もあります。
と意気込んだものの、ツアーなので時間制限あり。
一番高い砦まで行って帰ってくるよう指示されました。
ケーブルカーとロープウェイも乗っちゃダメ。
ちぇー、だからツアーって嫌いさ。
チケット売り場から右に行くと女坂、左に行くと男坂。
男坂の階段は最大80cmの段差が!
当然、女坂を選びます。
傾斜のきついところは、登るというより這う感じ。
もちろん、下りは思いっきり反り返って歩きます。
山の尾根伝いに城壁が延々と続きます。
いつまで歩いても終わらないよ、これじゃ。
最初に長城が造られたのは春秋・戦国の時代。
7大国の国境の城壁を秦の始皇帝が補強・整備し
国家統一後に次々と造営していったのが始まりで
現存している長城の大部分は明代のものだそうです。
取り壊され、繋がれ、歴史を刻んできた城壁。
ダム工事で沈んだり、道路建設で破壊されたり
現存のまま保存する事さえ危ぶまれています。
国家による監視の緩い貧困地域はもっとひどくて
付近の住民がレンガを崩して自宅建築の資材にしたり
観光客に販売したりするのだそうです。
壊す方は生活がかかっているのでしょう。
でも、全てはモラルの問題で解決できるはず。
買う人間がいなければ商売として成り立たないのだから。
売春と同じでしょう。
おっと、暗い話で〆てしまいました。
万里の長城はここまで。
ツアーの帰りのバスの中、
「鳥の巣スタジアムを見学できます」なんて
ガイドさんが言うので喜んでおりました。
が、実際は道の向こう側に見えるだけ。
道路の反対側にあるお茶やさんに連れて行かれて
個室で何種類もの中国茶の説明と試飲。
買うまで帰さないわよ!な軟禁状態でした。
だからツアーは嫌いだー!
何も買わなかったけどね( ´艸`)
※昨日の記事にパンダ画像2枚追加しました。
本当は動画もお見せしたい:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
私たちの声が思いっきりかぶってるので非公開で。