子宮内膜ポリープ
以前子宮鏡で指摘されていました。
ポリープ切除がもうすぐなので調べてみました![]()
論文
2018年にCochrane Database of Systematic reviews Reviewに載った論文
子宮鏡治療の論文です。
子宮内膜ポリープ、粘膜下筋腫に関して調べています。
対象は
・他に原因不明の不妊症女性
・人工授精(IUI)前の女性
・体外受精(IVF)または顕微授精(ICSI)前の女性
です。
どのような効果をもたらすかを評価するために行われたシステマティックレビューです。
○粘膜下筋腫について
原因不明不妊症で粘膜下筋腫を有する女性において、
子宮鏡下筋腫切除術が臨床妊娠率を改善するかどうかは不確実でした。
OR 2.44、95% CI 0.97–6.17、P = 0.06
流産率を改善するかどうかも不明でした。
OR 1.54、95% CI 0.47–5.00、P = 0.47
生児獲得率や手術合併症に関するデータは
報告されていませんでした。
○子宮内膜ポリープについて
人工授精前に子宮内膜ポリープを認める女性では、
ポリープ切除により臨床妊娠率が向上する可能性が示されました。
診断的子宮鏡検査のみの場合に妊娠率が28%だとすると、
ポリープ切除後の妊娠率は63%
(95%CI 45~89%)になると推定されました。
OR 4.41、95% CI 2.45–7.96、P < 0.00001
生児獲得率
手術合併症
流産率
についてのデータは報告されていませんでした。
IVF/ICSI前のあらゆる子宮腔内異常についてもRCTは見つかりませんでした。
結論
粘膜下筋腫に対する子宮鏡下切除術が、
原因不明不妊女性の妊娠率を改善するかどうかは
依然として不確実です。
人工授精前に超音波で疑われた
子宮内膜ポリープについては、
子宮鏡下切除術が臨床妊娠率を向上させる可能性がある
というエビデンスがあります。
ただ、生児獲得率への影響は不明であり、
エビデンスの質も高くないです。
原因不明不妊症やIUI・IVF・ICSI前に認められる
子宮腔内病変に対する子宮鏡治療の有効性を明らかにするためには、
さらなる質の高い研究が必要です。
私の感想
子宮内膜ポリープ切除で妊娠率が大体2倍になると思うと
とても期待できます。
でも63%とはかなり成績が良いですね。




