葉酸および亜鉛の投与が男性やその精液に与える影響を調べたランダム化比較試験です。
オランダの2つの外来不妊クリニックおよび9つの助産院で、妊孕性のある男性108人と、妊孕性の低い男性103人を対象としています。
この論文では妊孕性のある男性の定義は
不妊の既往がなく、
定期的な避妊なしの性交により
1年以内にパートナーが自然妊娠した健康な男性
としています。
妊孕性の低い男性の定義は
女性パートナーが
1年間の定期的な避妊なし性交にもかかわらず妊娠しないこと
かつ
不妊クリニック紹介後の最初の精液検査で精子濃度が
5〜20 million cells/mL(500万〜2000万/mL)であること
としています。
両群の参加者は、26週間にわたり以下の4つの治療のいずれかにランダムに割り付けられました。
・葉酸+プラセボ
・硫酸亜鉛+プラセボ
・硫酸亜鉛+葉酸
・プラセボ+プラセボ
葉酸は1日5 mg、硫酸亜鉛は1日66 mgが投与されました。
治療前後で精液および血液を採取し、以下を評価しました。
・精子濃度
・精子運動率
・精子形態
・厳格基準による精子形態
・血中葉酸濃度
・血中亜鉛濃度
上のグラフは精子濃度を比較しています。
上のsubfertile malesというのが妊孕性の低い男性のことで、プラセボでも亜鉛でも葉酸でも亜鉛+葉酸でも介入後に精子濃度が上がっている傾向ですを
有意差が出ているのは亜鉛+葉酸の両方飲んだ場合のみですね。
妊孕性の低い男性では、正常精子総数が有意に74%増加し、異常精子はわずかに4%増加しました。
ただ、この改善が実際の妊娠率や生児出生率の向上につながるかはまだはっきりしません。
◎私の感想
亜鉛や葉酸が精子所見を改善させるのはわかりましたが、量について検討しましょう。
亜鉛66mg
葉酸5mg
で実験されています。葉酸5mg=5000μgと思うと多すぎる!なんで実験の葉酸ってこんなに多いの?!
◎メネビットは?
亜鉛12mg
葉酸400μg
◎mitas for menは?
亜鉛12mg
葉酸200μg
亜鉛は12mg程度のが多そうです。
葉酸も200〜400μgですね。
葉酸はこの程度の量が妥当な印象。
亜鉛は増やしてもいいような気がするので、亜鉛を含むレシピ調べてみようかな。

