歌舞伎町のKさんが連れて行ってくれたホテルは、とてもラブホテルとは思えないくらいオシャレな場所でした。

 

間接照明がふんだんに使われていて、ちょっと和なテイストで、部屋に入ると小上がりの畳とかが敷かれていて、

 

エアコンはよく効いていて臭くなく、逆にどこか良い匂いがしました。

 

僕はラブホテルに着いてからどんな所作をすれば良いのかまったくわかりませんので、ただなんとなく綺麗なもんだなあと

 

机やらベッドやら棚やらを物色しておりました。

 

一方でKさんは慣れた様子で、お風呂を入れつつ、ベッドからは見えない隠れた部屋にある脱衣所で、どんどんと服を脱いでいるような様子です。

 

脱衣所とお風呂の電気が消えて、真っ暗になった脱衣所のからKさんが顔を出して、

 

「一緒にお風呂に入ろ♡」

 

と誘ってきました。

 

なるほどきっと裸が見られたくなくて真っ暗にしているんだろうと気を効かせて、

 

暗いままでも良いかと僕ももじもじと真っ暗な脱衣所で服を脱ぎ、お風呂場へと向かいます。

 

さて、僕は18歳になるまで愛情たっぷりの家庭ですくすくと育ち、お行儀よく出来上がってますので、

 

当時の僕はもちろん脱いだ洋服は畳みますし、お風呂に入る前には身体を洗いました。

 

念の為シャンプーも済ませてから湯船に入りますと、Kさんがぷくぷくと笑っておりまして、

 

「ラブホのお風呂でシャンプーする人って初めて見た!」と楽しそうにしていました。

 

僕は少し会話のテンポが遅くって、気の利いた返事をするのも得意じゃないので、

 

恥ずかしくって黙っていたら、Kさんは「可愛い♡」と言ってキスをしました。

 

お風呂場ではしばらくKさんの職場でのグチなどを聞いたりしていました。Kさんはよく喋る人です。

 

そろそろお風呂からあがろうかという時に、Kさんは湯船の中で持参してきたという歯ブラシと歯磨き粉で歯磨きを始めました。

 

どうやらホワイトニングができる海外の特製らしく、1日に何度もその歯ブラシをするそうです。

 

泡泡になった口の中を見せてニカっと笑うと、そのまま僕の口に再びキスをしてきました。

 

何をされているのかわからないで、そのままじっとしていましたら、彼女は舌をねじ込めてきて、僕の口の中に泡を流し込んできます。

 

驚いて、でも吐いちゃあいけないと思ってか、それとも何かの反射なのか、僕は咄嗟に飲み込みました。

 

「飲み込んじゃったの?」と彼女は無責任にも驚きまして、再び「可愛い♡」と今度はほっぺにキスをしてきました。

 

すると彼女は、お風呂の栓を抜いて立ち上がり、お風呂のへりに腰かけました。

 

 

「じゃあ、舐めて...」

 

 

 

 

 

Kさんとはその後も何度か会う事になりますが、最初にお会いした時はこのようないきさつだったように記憶しております。