なんとかしてMu-tron IIIを自作できないかと回路図を見てて思ったこと。

Mu-tron IIIってオペアンプにかかってる電源が±9Vなんすね。だから電池が2つ必要で、DCアダプタは専用の3端子のものが必要と。


±9Vにする理由ってまぁヘッドルームの確保が目的なんでしょうな。おれはいまいちヘッドルームが広いことのメリットを把握してないんだけど、たぶん「音がきれい」「意図しない歪を与えない」とかそんなことだと思う。ミュートロンが太い音!ってので有名になったのも、ヘッドルームの広さゆえに音が細くなりにくかったことが理由になるんだろう。

でもなんか、おれからするときれいにかかるオートワウってなんか優等生な気がしてつまんないのよね。前に持ってたMXR Bass Envelope Filterがまさにそれで、めっちゃきれいに気持ちよくかかるんだけど、面白くないなぁと。それで手放しちゃった。

ミュートロンって当時は最新鋭の未来志向のオートワウだったんだろうけど、現在からすれば古き良きコテコテファンクに欠かせないぜ!みたいな立ち位置だと思うしそういう音が求められるので、しかもそれを自作しようと思う時にヘッドルームわざわざ広くしなくてもいいんじゃん?みたいに思ってる。

まぁ、頭で考えるより実際に両電源と単電源で比べればわかることなので…今度作ってみる。もしかしたら単電源だと音がペラペラになるかもしれないしな。


ペラペラといえば、以前BOSSのTW-1のビンテージ機を試したことがあるんだけど、ベースだとヤバいくらいペラペラになったな。あれは完全にギター用なんだと思った。あれ使うならモディファイは必須だな…。入出力のコンデンサを大きくするだけでも結構変わりそうなもんだけど。



終わり