がんの自然退縮について詳しく調べていたのですが、

よく調べてみるとアポトーシス(自然死)とネクローシス(壊死)は違うようなのです。


アポトーシス(自然死)はわかりやすく言うと落ち葉が朽ち果てるように少しずつ小さくなって
自然に体に吸収されていくのに対して


ネクローシス(壊死)は膝を擦りむいた時のようになんらかの事がきっかけで
死を余儀なくされるようです。


膝を擦りむいた時って、血がでで、周辺の細胞が壊れますよね。
治るときにもケガした場所の周辺にもかさぶたができて周りの細胞にも
影響を及ぼして治っていくイメージですよね。

がんの場合も


アポトーシスは自然に小さくなり、周辺の組織に吸収されていくのに対して、


ネクローシスは膨張して水分を含み、膨らんで最後破裂、その後
周りの細胞にも多大な影響を及ぼして死んでいくようです。

おできが潰れる感じと近いかも?

ネクローシスはとっても激しい終わり方ですねびっくり

今、私の体にもそのようなことが起きているんだなあと実感しています。


腫瘍周辺があちこちチクチク痛みますし、

自壊していると診察でわかってからも、まだ膣からの分泌物は
続いています。


すでに分泌物が出てきてから10日たちます。


最初は茶色の腐ったような色をしていたのですが、

最近は少し血まじりのような赤い色になってきました。


夜用のナプキンをすでに50枚以上は使ったと思いますガーン
まだまだでそうな勢いですえーん

一体いつまで続くんでしょうか…ガーン





話はかわって、

ブログには書いていませんでしたが、


抗がん剤を変えるかどうかなやんでいる時期8月くらい?に、

卵巣がんの研究をしている研究者の方のレポートを見つけて、

治験をどこかでやっていないか

大学の研究室に直接問い合わせたことがありました。


そうしたら、偶然研究している先生が直接電話口にでてくださって

私の病状を聞いて、セカンドオピニオンのようなことをしてくれました。


その時はドキシル&カルボプラチンをやるかどうかで悩んでいましたので

今までの経過をお話して、抗がん剤が有効かどうかというのを伺ったら

卵巣ガンは抗がん剤が効きやすいというのもあるし、ドキシルは血管(動脈)に働く薬なので

血管がある腫瘍にたいしては効く可能性があるのではという見解をしていただきました。


その先生もまたがん経験者とおっしゃっていたので、私のことも

本当に親身になって聞いてくださり、30分くらいお話をしてくれました。


また、何かあったら連絡してもいいですか?

と伺ったら、いいですよと言っていただけたので、

何かあったらまた連絡させてもらおうと思っていました。



今回の壊死も聞くタイミングなのでは?


と勝手に思い、また図々しく先生に電話してみました爆笑



先生がまた直接出てくださり、私のことを覚えていてくださいました。


状況をお話ししたところ、壊死は大変珍しいとのことです。


あくまで推測ですが、

骨髄抑制まで起こした抗がん剤がもしかしたら壊死のきっかけを起こし

ラドンがそれを加速させたのかもしれないですね。幸運が重なりましたね。

とご意見をいただきました。


そして壊死は大変いいことでもありますと。


壊死してがんの死んだ細胞などを撒き散らす時に、体に潜んでいるがんを

新たにやっつける細胞が生まれたりすることがあるんだそうです。


なので知らず知らずのうちに潜んでいるがんを撃退してくれたり、

再発もしにくくしてくれるという

データがあると教えてくれました。


そうそうあることではないから、この経験を無駄にせず、

何かに役立ててくださいねともおっしゃっていただきました。


壊死は体にとっていいことなんだと思ったら少し安心しました。

図々しく聞いてよかったなあと。

先生本当にありがとうございました。


次の診察まで、少しだけ安心して過ごせる気がしましたウインク



115に続く