面白かったです
又吉著「劇場」
火花よりも全然面白かったです
ここまでの純文学をかけるってすごくないですか?
いや、本当にすごい
ビックリ・・・
ただ一つ残念な部分は主人公を思い浮かべると火花も劇場も又吉を思い描いちゃう(笑)っていうことくらいです
導入も終わり方もすごく良かったです
小説にしろ音楽にしろ『自分はこれを面白いと思いました』『こういう曲をいいなって思います』って、なんかすごい恥ずかしいと思ってたんですけど・・・
多分アメトーークで又吉が『世の中に恥ずかしい小説なんてないねん』みたいなことを言ってて、「この言葉に救われる人は多いだろうな・・・」と思った記憶があります
ということでぼくはベストセラー作家も読むし、ツタヤの店員さんオススメのマイナーな小説も読みます
この世に出てきた以上つまらない作品なんてものは無く、ただ自分にはそれを面白いと思える感性が足りなかったなと思います
自分の好きな小説家が自分とは合わない感性のものを書いたとしても、好きなミュージシャンが今の自分に響くような歌をリリースしてくれなかったとしても、それはそれでいいんだと思います
その「許容していくこと」こそが本当に「好き」という感覚なんだろうなと年齢を重ねて思うわけです
売れない歌が好きだっていいし、昔から好きなミュージシャンが世間では売れなくなってきたとしてもそれを好きでい続けることが恥ずかしい!なんてことはありません
当然流行りものに乗ったから恥ずかしいなんてこともない
全ては自分の感性を大事にしてあげること
他人の価値観を否定しないこと
許すということ
なんか関係無いかもしれませんが、そういうことを考えました
変わって欲しいけど、変わったら好きじゃなくなってしまうもの
変わらないことが、どうしようもなくもどかしいと感じてしまうこと
もしかすると変わってしまったのは自分の価値観の方かもしれないこと
なんかそんな感じの感想です
途中とても読むのがつらい部分もありますが短いので気になる人は買って損はないかと思います
火花は読み返さないけど劇場は読み返したいなと思いました
