毎年ゴールデンウィークは、年に一度の帰省をしています。


私と夫は同じ市内に双方の実家がありますので、それぞれ一泊ずつはいたします。

婚家に宿泊するのが苦痛だと言う話しは割合聞くのですが、自分の実家に泊まるという普通の行動が、これが実は私には苦痛の行程。

自分がいかに親から愛されていない子供だったのかという現実を、毎回突きつけられるのです。



まず、実家に泊まっても、私は母親の手料理を食べることはほぼありません。

何か食べたい物があるかどうかも聞かれた事もありません。

もしかしたら、母の手料理の中の好物を知らない可能性すらあります。


母は、料理は得意な人でした。

実家では、買ってきたお惣菜を食べる事はほとんどありません。冷凍食品もお弁当を作る時こそ利用していましたが、普段の食卓に昇る事はまずありえません。

ですが、実家に私が泊まる時は何故か外食が前提になります。


私が、外食を望んでいるわけではありません。もちろん、親と外食に出かけるのはやぶさかではありませんが、家に帰ると、両親は何を食べに「行くか」で既に盛り上がっています。

これが1泊だからという理由なら解らないでもありませんが、過去に3泊くらいした時も、全日程昼も夜も外食でした。

朝食は母が朝4時くらいから活動する為、実家では7時前には既に済ましており、私が起きる頃には、残り物を一人で漁るという朝食になります(夫は朝ごはんを食べない派)。

一度、具体的に「◯◯が食べたい」とリクエストをした事もありましたが、、、それはなんだかんだと理由をつけて実際に作られる事はありませんでした。


そして、同じ帰省中に夫の実家では、姑が夫の為に夫の好物をこれでもか!と大量に作って、歓待してくれるのを目の当たりにするのです。

毎週末のように夫の実家とはテレビ電話で連絡を取っておりますが、それでも会うと夫の近況を聞かれ、どう生活をしているか心配され、事あるごとに故郷に帰って来ないかと暗に勧められます。

もうその様子は、テレビドラマのよう(笑)

、、、この年になると、さすがに親の愛情が欲しいわけではありませんが、自分の親の様子と比べると、胸の奥が少し痛みます。



母親だけではありません。

私は、いわゆるファザコンです(笑)

父親に、愛されたい認められたいと言う思いが強い事は自覚しています。

・・・が、父が私に求めるのは「自慢」できる娘であると言う事。

勉強できる事。

運動ができる事。

何かの賞をとった事など。

私本人ではなく、私が後天的に手に入れた「付随」する物が、娘への愛情の「価値」な人です。

ですので、私が大学受験に失敗し浪人した時にその価値は崩れ、父の私への「娘の価値」は無くなりました。


帰省した娘夫婦との会話で、父親のくちから出る娘の話しが「小学生の頃の私の自慢話し」や「1歳になる前の成長の早かった自慢話し」ばかりとなると、やるせなくなります。

父の娘への愛情は、その時点で止まってしまっており、現在の私への関心がない事が窺えてしまうのです。

娘が、東京でどう過ごしているのかとか不具合がないかなどと言う話しは、これっぽっちも父からも母からも出てくる事はないのです。

もちろん東京に限らず、過去の転勤先の家に私の両親が訪れた事はありません。



別に、親から虐待されたわけではありません。

ご飯も食べせていただき、学校も出させていただきました。

ですが

そしてまた今年も、実家に帰るとブルーになるのです。