中国茶とわたし
◯はじまり。
私は中国茶が大好きです。
好きになった理由はなんだろう。
答えは、「お茶好き」だったから、そんなシンプルなところが始まりです。
「お茶好き」な私が、中国茶に出逢う前に
どのようにお茶を楽しんでいたかと言うと
一日の生活の中で、家事など何か一つを上手くやり遂げた時
毎日まいにち繰り返し行う洗濯や掃除、それらを終えた時などに
「自分へのご褒美」としてお茶を淹れていました。
主に紅茶をカップ&ソーサーで、一人で、ゆったりと頂きながら、ほっとする時間。
そう、この頃の私は、「カップ&ソーサー」で頂くことを楽しみにしていました。
お茶を丁寧に淹れる。お気に入りの器で頂く。この感じが好きだったのです。
このひとときを楽しみに家事などをしていた、とも言えるほどです。
この丁寧に淹れる流れや、どちらかというと小さな器、繊細な器で
お茶を頂くことを好んでいたことが、のちに「中国茶大好き」につながります。
もう1つ。
「香り好き」な私。
お茶の香りに癒される日々。ただ、中国茶の、香りを楽しむだけでなく
「香りの変化」や「香りの違い」を味わう楽しみ方、その魅力に出逢いました。
そう、これも「中国茶大好き」モードに一気に切り替わるきっかけでした。
◯中国茶はまるで秘め事?!
中国茶は一杯を淹れるまでの工程、楽しむ流れがとても丁寧です。
そして、そのお茶を小さな茶器で頂くことが多いです。
その小さな茶器で香りを嗅ぎ分けたり、香りの変化をみつけることがとても楽しいのです。
この小さな茶器に閉じ込められた世界を、自分のカラダや頭、全てで感じようとする
まずは自分だけで見つける、知ることができる。
それはまるで秘め事?!
なんだかドキドキするような喜びです。
◯中国茶に出逢って
一人でその「秘め事」とでも言うような、香りの変化や違いを感じながらお茶を頂くこと。
これが生活の中にあるだけで、私の生活や思考は「すっきり」していきました。
例えば
子どもを相手にイライラした時。
やらなければならないことを面倒だなぁと思う時。などなど。。。
そんな時に、中国茶を頂くと、いいアイデアが浮かんだり、
気分が変わったり、その時の状況を冷静に受け止めるきっかけになったり
はたまた自分を客観視できたり、と、いい作用が私に起こりました。
これは何故かというと
中国茶を頂くときは、「良いイメージ」と一緒に頂きます。
自由に、そのお茶の香りから、良いイメージを自分でうみだして頭に閉じ込めます。
それを楽しめるようになると、お茶を頂くこと=良いイメージ、良いエネルギーを生み出す、
となるからです。「気持ちの切り替え上手」に近づけたのでは?と思っています。
◯わたしの中国での生活
本当の事を申し上げると、最初は、積極的に中国のことを知ろうという気持ちが
あまりありませんでした。
北京に3年、広州に3年の6年を中国で生活をしました。(その前には香港で2年)
夫の仕事の都合というきっかけで中国での生活が始まりましたが
行く前も、そして移り住んでからも、「知ろう」という気持ちがあまり芽生えませんでした。
その頃には、こんなにも「中国茶大好き」な私になろうとは・・・想像もできません。
「よし。知ろう!」という気持ちになったのは、中国に住んでだいぶたってからでした。
そのきっかけが中国茶です。
中国茶を学んで行くうちに、中国の文化に興味が沸き、学びたい気持ちがどんどん沸いてきました。
そして知りました。
慣れ親しんだ、自分の好きな日本の文化などが、
いかに中国から色々な学びを、影響を受けながら発展してきたのかということです。
茶道、書道・・・。
お茶の樹を遣隋使が日本に運んでいなかったら・・・。
中国茶を学ぶことで、自分の思考、日本のことそして中国のこと。
たくさんの「気づき」に出逢いました。
「知ろう」とすることの大切さも。
当然、中国での生活、日々の気持ち、楽しみ方は大きく変化したのです。
◯日本に戻り、「Licaの中国茶レッスン」のはじまり・・・。
日本に戻り、お友だちに「大好きな中国茶」をふるまうようになりました。
お友だちと一緒に飲めることが嬉しい時間だったのですが、次第に
「淹れ方を教えて欲しい」
「中国茶のことを教えて欲しい」
というお友だちのリクエストから、レッスンがスタートしました。
後に、そのお友だちの中で、中国にお引越された家族が、偶然にもなんと3家族。
「中国茶の美味しさ、楽しさを知っていたから良かったよ」とお友だち。
お友だちが、中国でも中国茶を楽しんでいるのは言うまでもなく・・・。
今もなお、中国茶の情報を交換したりと絆で繋がっています。
そう、中国で生活する前に、「中国茶が好き」という興味があったことは
生活をスタートする上で、とてもいいエネルギーとなったようなのです。
中国茶を紹介していて、一緒に楽しめて、本当に良かったと思いました。
私自身を振返っても、新しい土地で生活する時などに、興味や予備知識や経験があることは、
安心や積極性、はたまた楽しむ力など、その方の「元気」に繋がるのでは、と思います。
だからこそ、私の中国茶レッスンが、その方の心の元気、生活の元気に繋がれば嬉しいです。
その後、私は、アメリカ・カリフォルニアに生活拠点を移します・・・。