低迷している創作意欲を駆り立ててくれるようなものはないだろうか? 新しい出会いを求めて展覧会情報を検索した。

 

残念ながら、ぜひ観たいと思うものは見つからなかった。

その中で、唯一、目を惹いたのが、東京ステーションギャラリーで開催中の「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」展。
 
正直言って、名前も知らないアーティストだった。
「空想旅行案内人」というワードに少しだけ期待を持って、暑い暑い夏の休日、東京駅へと足を運んだ。

 

展示室に入ると、これまで何度も目にしたことのある作品が並んでいた。

ああ、この作品を描いたアーティストだったのか。

いつ、どこで、何に使われていたイラストレーションだったのか全く記憶にないのだが、私は、今までに一度ならず複数回ジャン=ミッシェル・フォロンと遭遇していたことに間違いはない。

 

ものすごく強烈な印象を残す作品ではないが、ふわっとした雰囲気が万人受けするのだろうか。ハイセンスであることは確かだ。

 

そして、版画、水彩画、立体と様々な表現方法を用い、ポスター、挿絵、舞台美術など幅広い分野で活躍し、暴力や差別などにも抗議をつづけたアーティストだったことも知った。